トルクレンチとは?
トルクレンチとは、ボルトやナットなどを締付る際、ねじ規定のトルク値で締付けを行うのに必要な道具です。代表的な物は次の通りです。
プリケット式 | ごく一般的に発売されているトルクレンチで、主目盛と副目盛を設定してからトルク値を設定する |
単能式 | 基本的にはプリケット式と同じだが、メーカーでトルク値を事前に設定済み |
ビーム式 (ダイヤル式) | 締付るだけでトルク値が自動的に設定される |
デジタル式 | 数値をデジタルで設置できる |
このように、大まかに分けるとトルクレンチには4種類あります。購入の際には、ご自分の用途に合った種類のトルクレンチを選びましょう。
1:KTC ホイルナット用トルクレンチ WCMPA103
それでは、タイヤ交換用のトルクレンチを紹介します。こちらは普通車用のタイヤレンチで規定トルク103N.m車対応(トヨタ・ダイハツ車)対応のため、同じ普通車でも105N.m規格の車両には対応できないのでそこは要注意です。
ホイールを取り付ける際、ユニオン機構を採用しているためプッシュピン・ワンタッチ方式で操作が容易となっているだけでなく、締付値に達すると軽いショックで教えてくれますので、初心者の方でも安心して使えるのが魅力です。
・商品名:ホイールナット用トルクレンチ WCMPA103
・メーカー:京都機械工具
・用途:タイヤ交換用
2:藤原産業 240062 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR4-200
このトルクレンチは様々な用途で利用できます。一般的な自動車(普通車)のほか、大型車(ダンプカーや路線バスなど)のタイヤ交換をする際、ソケットを交換するだけで対応できます。メモリがしっかりと色付されているため主目盛と副目盛が見やすくなるのが特徴です。
測定については右回転のため左回転には対応していません。保管をする際にはブローケースに収納することができるため、埃などから守ってくれます。
・商品名:E-Value プレセット型トルクレンチ ETR4-200
・メーカー:藤原産業
・用途:タイヤ交換用
3:マルチクラフト トルクレンチセット MTR-6
タイヤ交換をする際に欠かせないトルクレンチは、ソケットの交換を行うだけで軽自動車から大型車まで対応できるのが魅力です。このセットはソケット交換であらゆる自動車のホイール交換出来る他、保管用ケースも付属しているため、作業を終えた後の片づけがし易いのが特徴です。
・商品名:トルクレンチセット MTR-6
・メーカー:マルチクラフト
・用途:タイヤ交換用
4:トネ プレセット形トルクレンチ T4HC140
一般的なトルクレンチは自動車のタイヤ交換や整備用に分類されるのが通常ですが、このトルクレンチはタイヤ交換以外に機械整備用としても使うことができます。自動車の他に機械も整備する人にとっては大助かりな存在です。
・商品名:プレセット形トルクレンチ T4HC140
・メーカー:トネ
・用途:タイヤ交換用
5:トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T4MN200
前述のトルクレンチと比べ、こちらはボルトやナットを締付るために限定した道具です。タイヤ交換用として開発されていますので、こちらはソケットとアダプターを使うことにより本領を発揮します。なお、こちらはトルクレンチ本体のみでソケットは付属しません。
・商品名:プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T4MN200
・メーカー:トネ
・用途:タイヤ交換用
6:藤原産業 239998 SK11 デジタルトルクレンチ SDT4-135
こちらもトルクレンチのみで、ソケットは付属していません。既にソケットを持っている方にとっては、購入後すぐに使えるのが特徴です。デジタル式を採用していますので、数値についてはデジタル表示してくれますので目盛りを見ながらの調整をする必要が無く、便利です。
・商品名:SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060
・メーカー:藤原産業
・用途:タイヤ交換用
7:藤原産業 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110
こちらのトルクレンチは、エンジンルームの中にあるオイル交換をする際に必要で、ドレンボルトを調整するための工具です。ソケットとアダプターをあらかじめ持っている方なら予備として購入するとよいでしょう。
・商品名:E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110
・メーカー:藤原産業
・用途:自動車整備用
8:エマーソン トルクレンチセット EM-29
ドレンボルトは車によって異なることがあります。このトルクレンチにはそれに見合ったソケットが付属していますので、サイズによって異なるソケットを付け替えるだけでほとんどのエンジンに対応します。オイル交換だけでなく、タイヤ交換でも対応できるのが特徴です。
・商品名:トルクレンチセット EM-29
・メーカー:エマーソン
・用途:自動車整備用ではあるが、タイヤ交換にも対応可能
9:藤原産業 240017 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
このトルクレンチはデジタル式を採用しています。ドレンボルトを緩めたり締め付けたりするとき、正確かつ高精度のトルク管理をすることにより締付値が表示できるため、適切な力で締付けが可能です。
そのほか、約5分間動作がない場合は自動的に電源が切れるため、電池消耗を制御できるのが特徴です。
・商品名:SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
・メーカー:藤原産業
・用途:自動車整備用
・電池:単四乾電池2本が別途必要
10:KTC デジラチェ GEK085R3
こちらもデジタル式ですが、コイン式電池を電源に使っているのが特徴です。計測モードの他、プリセットや合否判定モードを搭載しています。目標トルクをあらかじめ設定し、それが満たしているかいないかをこのトルクレンチが教えてくれます。
また、測定値表示モードではピークホールド・オートクリア・トラックの3モードを設定することができ、各種数値の設定ができるのが魅力です。
・商品名:デジラチェ GEK085R3
・メーカー:KTC
・用途:自動車整備用
・電池:コイン式リチウム電池CR2354×1本別途必要
まとめ
以上、トルクレンチを10点紹介しました。ソケットとセットになっているのがあればあらかじめ自分で用意する場合があります。新規購入をする際にはソケットが付属しているセットを購入し、そうでない方は単品のみを購入するとよいでしょう。