オープンカーとは
MINIコンバーチブルとVWニュービートル・カブリオレ
オープンカーとは、屋根がない・もしくは屋根が開放できる車を指す和製英語になっていて、国によってはその呼び方も異なります。
現在発売の車種では、ほとんどの車種がおりたたみや取り外しが可能な幌(ほろ)を備えています。車種によっては、収納式や取り外しが可能なハードトップが用意されているものもあります。
幌とは、風雨や砂ぼこりを防ぐために車両などを覆うための防水布になります。
オープンカーのメリット・デメリット
■オープンカーのメリットは?
オープンカーのメリットにはこのようなものが挙げられます。
②注目をあびることができる
③開放感を味わえる
④オープンカーを所有しているという喜びが得られる
⑤軽く日焼けができる
オープンカーは所有しているという楽しみや、開放感などを味わえることが大きなメリットですね。
次にオープンカーのデメリットについても見て行きましょう。
■オープンカーのデメリットは?
オープンカーのデメリットとしては、このようなものが挙げられるでしょう。
②荷物が多くなると積みこめない
③車種の価格が高い
④幌をかけると後方の視界が狭く見えにくくなる
⑤トンネルを走行するとき騒音や排気ガスがある
⑥雨の日には向かない
オープンカーのデメリットは、やはり雨や排気ガス、騒音などに弱いことです。また、車種も高価なものが多いので、厳選しなければなりません。
次におすすめのオープンカーについてまとめていきます。
おすすめ4人乗りオープンカー5選
まずは、4人乗りオープンカーについて見ていきましょう。
■メルセデスベンツCクラス カブリオレ
メルセデスベンツCクラス カブリオレ
メルセデスベンツCクラス カブリオレは、ドイツの自動車メーカーであるダイムラーがメルセデス・ベンツで展開している車になります。
カブリオレはCクラスをベースにパワートレインの多くをAMC製に総変えした4シーターのオープンカーになります。
メルセデスベンツCクラス カブリオレのスペック
新車価格 | 6,600,000円~ |
定員 | 4名 |
全長×全高×全幅 | 4.700×1.810×1.410(mm) |
最高出力(kw/ps) | 115kw(156ps) |
最大トルク(n.m) | ー |
■レンジローバー イヴォーク コンバーチブル
レンジローバー イヴォーク コンバーチブル
レンジローバー イヴォーク コンバーチブルはSUVのルーフをベースにしているという特長があります。
Z型に格納されたソフトトップは、走行中でも48㎞/hまであれば21秒で展開できます。18秒あれば格納までできる優れもの。
後部座席の頭上も高く設定されており、180㎝までの大人なら問題なく乗降可能です。251Lのラゲッジスペースは開口部が広くなっています。その分、天井は狭くなっておりゴルフバックを積みこむのは困難になっています。
後席の中央にはトランクスルーも備えています。オープンカーといえど、しっかりと荷物は積みこみたい方、妥協したくない方にはおすすめです。
レンジローバー イヴォーク コンバーチブルスペック
新車価格 | 5,350,000円~ |
定員 | 5名 |
全長×全高×全幅 | 4,371×1,649×1,996(mm) |
最高出力(kw/ps) | 132/180 |
最大トルク(N・m) | 430 |
■ミニ コンバーチブル
MINI クーパーS コンバーチブル
ミニ コンバーチブル。日本市場のオープンカーの中では安価な部類に入る4シーターのオープンカーになります。価格帯も381万円から購入できます。
2018年のマイナーチェンジで後部座席の空間が拡張されました。更にフロントシートの調整機能が向上しました。そして乗降性も各段にアップしています。
ミニコンバーチブルスペック
新車価格 | 3,810,000円 |
定員 | 4名 |
全長×全高×全幅 | 3860×1725×1415(mm) |
最高出力(kw/PS/rpm) | 100/136/4500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 220/1480-4100 |
2020年3月現在公式サイト調べ
■フィアット500c
フィアット500(チンクエチェント)Cは、数少ない4人乗りコンパクトカーのオープンカータイプになり、専用のトランクを採用しています。リアハッチが開く通常の500とは異なるつくりです。
ソフトトップを全開にする場合はトランクの開閉は不可になります。元々備えている2ドアを後方までカバーしないため、後部座席へのアクセス性は多少の使いづらさがあります。
大人が座っても問題ない作りになっています。実用性よりもデザイン性を重視しており、先代「ヌォーヴァ」から継承するデザインがポイントとなっています。
オシャレでカワイイコンパクトなオープンカーが欲しい方にはおすすめです。
フィアット500(チンクエチェント)C1.2POPスペック
新車価格 | 2,660,000円 |
定員 | 4名 |
全長×全高×全幅 | 3,570×1,625×1,505(mm) |
最高出力’(kw/PS/rpm) | 51(69)/5500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 102(10.4)/3000 |
■マセラティ グランカブリオ
マセラティ グランカブリオ
マセラティ グラングランカブリオ、4シーターはマセラティ初の試みになります。2940mmのロングホイールベースを誇るオープンカーです。
剛性追求のためモノコックを刷新しました。ルーフは時速30㎞/h以下であれば走行中でも開閉でき、クローズ状態でも後席の居住性は損なわれないつくりになっています。
マセラティ グラングランカブリオスペック
新車価格 | 20,370,000円 |
定員 | ー |
全長×全高×全幅 | 4920×2055×1915(mm) |
最高出力(kw/ps) | 460PS |
最大トルク(n.m) | 520Nm |
おすすめ2人乗りオープンカー5選
■マツダ ロードスター
マツダ ロードスター
マツダ ロードスターは、日本が誇るオープンカーといっても過言ではないでしょう。
2018年にマイナーチェンジをしました。見た目の変更点は少ないものの、安全装備を充実させました。
1.5Lエンジン搭載車は燃焼改善技術を取り入れたことで、全回転域でのトルクアップを果たしています。
国産のオープンカーで、迷ったら、まずおすすめしたい一台です。
マツダ ロードスターSレザーパッケージ(2WD 6MT)スペック
新車価格 | 3,169,100円 |
定員 | 2名 |
全長×全高×全幅 | 3915×1235×1735(mm) |
最高出力(kw/PS/rpm) | 97(132)/7000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 152(15.5)/4500 |
■ダイハツ コペン
ダイハツ コペン
ダイハツ コペンは世界で最も小さい量販電動トップを備えています。2人乗りのオープンカーは季節もので開閉が面倒というモデルもありますが、季節を問わず気分によりオープンとクローズドを切り替えられるのも魅力の一つになっています。
ダイハツ コペンは2002年に久々のスポーツカーとして登場し、初代コペンは2012年まで約10年間発売されました。
2019年10月には「コペンGRスポーツ」を追加し、商品力の向上を図っています。また、デザインも豊富で、好きな顔を選ぶことができます。
ダイハツ コペンRobeスペック
新車価格 | 1,908,000円(5MT) |
定員 | 2名 |
全長×全高×全幅 | 3395×1475×1280(mm) |
最高出力(kw/PS/rpm) | 47(64)/6400 |
最大トルク(Nm/rpm) | 92(9.4)/3200 |
ダイハツ コペンセロ
ダイハツ・コペン エクスプレイ
■ホンダ S660
ホンダ S660モデューロX
ホンダ S660は、2020年1月10日にマイナーチェンジを行いました。軽自動車規格でエンジンはN-BOXシリーズに搭載されているもので、ターボチャージャーを採用しています。
ホンダとしては19年ぶりとなる軽オープン2シーターになり、高い人気を誇っています。脱着式ロールトップが採用されており、気軽にオープンカーが楽しめるようになっています。
ホンダ S660aスペック
新車価格 | 2,321,000円 |
定員 | 2名 |
全長×全高×全幅 | 3395×1475×1180(mm) |
最高出力(kw/PS/rpm) | 47(64)/6000 |
最大トルク(Nm/rpm) | 104(10.6)/2600 |
■ロータス エリーゼ
ロータス エリーゼ
ロータス エリーゼはイギリスを拠点とするスポーツカーメーカーになります。ロータス エリーゼは徹底的に軽量化を図ったモデルでエアコン・オーディオ・フロアマットは外してつくられています。
余分な装備はついていないので、走りへのこだわりは本物です。走りを追求したい方へおすすめの1台となっています。
ロータス エリーゼ スポーツ220Ⅰスペック
新車価格 | 6,620,000円 |
定員 | ー |
全長×全高×全幅 | 3800×1720×1130mm |
最高出力(kw/PS/rpm) | 162KW(220PS)/6800rpm |
最大トルク(Nm/rpm) | 250Nm(25.4kgm)/4600rpm |
■ランボルギーニ アヴェンタドール S ロードスター
ランボルギーニ・アヴェンタドール SVJ ロードスター(ジュネーブモーターショー2019)
ランボルギーニ アヴェンタドール S ロードスターは、ランボルギーニの誇るオープンカーになります。スペイン語で闘牛を意味します。
その名の通り、最高出力も740HPを誇る新型エンジンを搭載しています。正面から見たシャープでカッコイイフォルムもおすすめの1台です。
なかなか値段的に購入するのは難しい…。という方も多いかと思いますが、一度は乗ってみたい一台ですね。
ランボルギーニ アヴェンタドール S ロードスター スペック
新車価格 | 4576万円~ |
定員 | ー |
全長×全高×全幅 | 4797×1136×2265(サイドミラーを含む車幅)mm |
最高出力(kw/PS/rpm) | 740CV(544KW)/8400rpm |
最大トルク(Nm/rpm) | 690Nm(507ib.ft.)/5500rpm |
中古で安く買える!おすすめオープンカー5選
オープンカーは新車価格はとても高く設定されています。そして初期の値落ちはかなり大きいものの、中古市場では高値で推移していきます。
その希少性は中古市場でも、オープンカーに乗りたいと指名買いするお客さんが必ずいるからなんですね。
それでは、どのタイプのオープンカーが安く買えておすすめなのでしょうか。詳しく見て行きましょう。
■ダイハツ コペン
ダイハツ コペンGRスポーツ
軽自動車ながら高級車に搭載される電動ハードトップの装備で話題になった初代のダイハツ コペンは、キュートなルックスで人気を博しました。
エンジンは4気筒ターボエンジンを搭載。軽自動車とは思えぬスポーティは走りが魅力の2シーターのオープンカーになります。
2代目コペンの登場により大きく中古価格を引き下げました。
中古価格:10万円~420万円
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
■ホンダ S660
ホンダ S660モデューロX
ホンダ S660は2015年に発売されました。ホンダ社内の企画が原案となった2シーターオープンスポーツカーになります。
着脱式ソフトトップのロールトップを備えたオープンボディで、ロールトップをはずした状態でもシート背後のロールバーが残るタルガトップ風のデザインが採用されました。
エンジンはN-BOXをはじめとするNシリーズに搭載されるS07A型ターボエンジンをベースに新設計のターボチャージャーを採用した改良型を搭載しています。
中古価格:108.9万円~399.8 円
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
■マツダ ロードスター
マツダ ロードスター
初代のマツダ ロードスターは、高価なオープンスポーツカーが誰でも乗れるようにと開発されました。結果、世界中でも絶大な人気を誇るオープンカーです。
1989年に登場したロードスターは50万円以下でとてもおお得に購入できます。
中古価格:9万円~555万円
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
■メルセデスベンツ SLクラス
メルセデスベンツ SL400
メルセデスベンツ SLクラスはドイツの自動車メーカーであるダイムラーがメルセデスベンツにブランド展開しています。
現モデルは6代目で2011年から販売されています。歴代モデルの価格は中古市場でも安価に買えるようになっています。
中古価格:88~2250万円
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
■BMW Z4
BMW Z4
BMW Z4は、ドイツの自動車メーカーで、BMWが製造販売しているスポーツカーになります。コーナリング後の加速性の向上や安定性等を飛躍的に向上させたモデルです。
中古価格:20~768万円
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
レンタカーでオープンカーに乗る手もある
スポーツカーやオープンカーは、普段使いするのには荷室が狭かったり、2人乗りだったり、価格や維持費もかかることか問題となり、購入するにはハードルが高くなってしまうこともありますよね。
けれど、オープンカーには乗ってみたいという方のためにもレンタルで利用する手もあります。レンタカーでレンタルできるオープンカーをまとめていきます。
■オープンカーがレンタルできるレンタカー会社
②レンタルオープンカーウィンディ
③ACS
④平成レンタカー
⑤オリックスレンタカー
上記の5社が主にレンタカーでオープンカーをレンタルできるレンタカー会社になります。
■レンタルできるオープンカーの車種は?料金はいくらくらい?
いったい、どのようなオープンカーが借りれるのか?ここでは平成レンタカーを参考に調べてみました。
・BMW 220i カブリオレ
・ミニ クーパーS コンバーチブル
・アウディ A5 カブリオレ
・プジョー 207cc プレミアム
・MAZDA ロードスター
あくまでも一例ですが、このように国産車から外車まで取り扱いがあるので、きっとご自身の好きな車種が見つかるでしょう。(※2020年3月現在)
参考:オープンカーのレンタル料金
12時間まで:7700円
24時間まで:8800円
岡山・香川・愛媛にある地元密着のレンタカー会社です。比較的年式も新しくきれいな車を安くお貸出し致しております。主要駅前、空港に店舗。ガソリン代込みプラン、ウィークリーなどの格安料金プランも。軽自動車、ハイブリッド車、ワゴン、SUV、トラック、バンなど。
エニカ オープンカーでカーシェア
■エニカとは?
エニカとは個人カーシェアリングサービス・アプリになります。スマートフォンなどを使用して簡単に車の貸し借りなどのカーシェアリングができることから、近年需要が高まっています。
エニカはDeNAが運営しています。2015年にサービスを開始しました。
個人が自分が使用している車を登録し、自分の都合がいい時間帯や機関に応じて希望する利用者へ貸し出すことができるサービスです。
サービス開始から約2年経過でエニカの会員登録者数は9万人以上を突破しています。登録車数も3500台で600種類以上が登録されています。(※2020年3月現在)
こういったエニカのようなサービスで、オープンカーに乗る、という手もありますね。
Anyca (エニカ) "乗ってみたい"に出会えるカーシェアリングアプリ
https://anyca.net/Anyca (エニカ) は、個人間でクルマをシェアする新しいカーシェアリングサービスです。スポーツカーから痛車まで、全国オーナーの多種多様なクルマを利用することが出来ます。自動車保険に1日単位で加入するシステムなので、安心に使えます。
■車の使用料金
車の使用料金は共同使用規約に基づく共同使用料として設定されます。ルールがあり車の実費がドライバーとオーナーとの間で車の使用料金は共同使用規約に基づく共同使用料として設定されます。
ルールがあり車の実費がドライバーとオーナーとの間で按分される範囲内で決めなければなりません。
エニカのアプリを使用してオーナーが入力した車の購入金額や購入時走行距離、年間維持費に基づいて共同使用量の上限が表示されます。
上限金額を超える共同使用料の設定やユーザーへの請求は会員規約に違反することになります。オーナーは上限額の範囲内で使用料金を設定する仕組みになっています。
車によって使用料金は異なります。ユーザーにとっては納得のいく金額設定ができるので安心です。
■自動車保険料
予約を入れた時点で自動的に東京海上日動の1日自動車保険に加入する仕組みになります。カーシェア開始日から24時間単位となっています。1日単位で保険料が発生します。
ドライバー1人の場合は車両補償付きプレミアムプラン・・・1日1800円
複数のドライバーで運転する場合・・・1日2700円
■ガソリン代
ガソリン代については、オーナーが設定する共同使用契約の内容によって変わってきます。良く使用されるパターンは、使用した分だけユーザーが負担するというもの。
利用開始時から返却までに使用した分だけ給油して戻すのが一般的です。
■エニカで乗れるオープンカー
エニカではカーシェアリングで、アウディA5 CARBRIOLETを借りることもできます。(※2020年3月現在)
その他にもプジョー2006、BMW 2005など様々な外車のかっこいいオープンカーもラインナップされていますので、ぜひ、気になった方は検索してみてくださいね。
まとめ
ロードスター
人気のオープンカーについてご紹介しました。見た目や走行性能にこだわったオープンカーなど国内外様々な種類があることがわかりますね。
オープンカーを購入しようとすると価格帯が最初は高いのですが、新車から中古、レンタル、カーシェアリングなど様々なオープンカーに乗れる方法もありますので、ぜひ調べてみてください。
オープンカーに乗っていると、周囲からの注目を浴びることは間違いありません。
暖かくなるこれからの季節に向けて、オープンカーを手に入れて楽しいカーライフを!