レクサスとは
レクサスのエンブレム
レクサスとは、トヨタ自動車が展開している高級車ブランドを指します。北米で1989年から展開し、一定の地位を築いた後の2005年、逆輸入のかたちをとり日本での展開も開始されました。
レクサスが参入するまでアメリカにおける高級車は成功者のシンボルであり、重厚で威厳のある大型車両が一般的でした。
レクサスは機能性とクオリティによるプレミアを追求し、そこへ日本車ならではの信頼性と経済性を加味して、高級車としての地位を築き上げていったのです。
発売当初はベンツやBMWなどヨーロッパの高級輸入車を相手に苦戦を強いられていましたが、2012年3月には「レクサス本部」を社内カンパニーとしての「レクサスインターナショナル」に改組されました。
トヨタ自動車社長の豊田章男自らが指揮を執り、日本初のグローバルプレミアムブランドとして着々と基礎を固めていきました。
セダンとは
レクサス ES 新型(ES300h)
車の形態は時代と共に変容していくので、定義づけが難しいのですが、セダンと言えば一般的には3ボックス4ドアの車を指します。3ボックスとは、人の乗る部分とエンジンルーム、荷室がそれぞれ別空間で存在する車のことです。
これに対し、ワンボックス車は運転席の下にエンジンルームがあり、人の乗る空間と荷室が一体となっています。また、同じ3ボックスであっても2ドアになるとスポーティさが増し、クーペと呼ばれます。
独立した荷室を持つことからノッチバックセダンとも言い、荷室のプライバシーが守れる利点から北米で好まれている形態です。
走行時の静音や安定性、追突された時の衝撃の少なさなども利点であり、セダン=高級車としてのイメージを持つ方も少なくありません。
こんなにある!レクサスのセダンの種類
日本が世界に誇るグローバルブランドがレクサスですが、中でもセダンタイプには、北米での成功体験を物語る主力商品として、多くのラインナップがあります。5つの車種に11のモデルを要し、SUV主流の昨今にあっても堅実な存在感を放っています。
すべての車種に予防安全システム「Lexus Safety Sistem +」を搭載して、衝突回避支援を実現しつつ高い安全性を確保します。
5車種の11モデル、それぞれについてご案内します。
■【レクサス IS】高級車ながらもカジュアル
レクサス IS 現行型
高級ブランド車レクサスのセダンの中で、もっともカジュアルでリーズナブルなのがISです。ISとは(Intelligent Sport=インテリジェント・スポーツ)の略になります。
1999年に発売された、アルテッツァのレクサスブランド版となり海外展開されました。車幅が1,810mmと比較的コンパクトなことやコスパの面から人気の車種です。
操作性と走行性能の高さや乗り心地の良さはもちろん、俊敏な走りと加速の良さは他の追随を許しませんでした。
ドライバーの意思に瞬時に応える操作性は、磨き上げられたレスポンスがあってこそです。軽快なハンドリングと踏み込むと同時に伸びてゆく加速が、車に乗る愉しさ、走る愉しさを目覚めさせてくれます。
安全に、軽やかに、走る愉しみを極めた車がISです。
レクサス IS300のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,680mm×1,810mm×1,430mm | |
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ホイールベース | 2,800mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,630kg | |
燃費 | JC08モード:12.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒インタークーラー付ターボ | |
最高出力 | 180kW(245PS)/5,800rpm | |
最大トルク | 350N・m(35.7kgf・m)/1,650~4,400rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
レクサス IS300hのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,680mm×1,810mm×1,430mm | |
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ホイールベース | 2,800mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,680kg | |
燃費 | JC08モード:23.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力 | 131kW(178PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/4,200~4,800rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 105kW(143PS) | |
最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
レクサス IS350のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,680mm×1,810mm×1,430mm | |
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ホイールベース | 2,800mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,640kg | |
燃費 | JC08モード:10.4km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒 | |
最高出力 | 234kW(318PS)/6,600rpm | |
最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/4,800rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
ISについて詳しく知りたい方はこちら
■【レクサス ES】エモーショナルなセダン
レクサスES新型(北京モーターショー2018)
1989年のレクサスブランド立ち上げ当初から、LSと共に草創期を支えてきたのがESです。
海外ではレクサスの最量販車種となっています。初代ESはカムリを母体とし、フロントグリルをLSに似せて発売されました。
2代目以降は独自に展開、このうち2~4代目までのESはウインダムの名で日本市場にも登場しています。その後、海外のみの展開が続きましたが2018年10月より7代目ESが日本市場に登場し、見て触れてときめくエモーショナルなセダンとして売り出されます。
ESは、車の動静によるドライバーへの影響を極力抑えるために、最適の減衰力を発生するスウィングバルブショックアブソーバーを世界で初めて導入しています。
レクサスのセダンでは珍しくFFを採用。走行性能より乗り心地を優先させている点からも、日本人にも相性の良い車と言えます。
レクサス ES300hのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,975mm×1,865mm×1,445mm | |
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ホイールベース | 2,870mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,680kg | |
燃費 | JC08モード:23.4km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 | |
最高出力 | 131kW(178PS)/5,700rpm | |
最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/3,600〜5,200rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 88kW(120PS) | |
最大トルク | 202N・m(20.6kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
ES について詳しく知りたい方はこちら
■【レクサス GS】元祖スピンドルグリル
レクサスGS450h
GSはトヨタ・アリストを母体にレクサスモデルに1993年から生産が開始されました。1997年にアリストのモデルチェンジと同時にモデルチェンジを行うと、翌年のモータートレンド主催のインポートカーオブザイヤーに選ばれます。
また、カーアンドドライバー主催のテンベストカーにも1998~2000年にかけて3年連続で選ばれ、北米市場でのネームバリューが確実なものとなりました。
2005年の北米オートショーにてワールドプレミアを受賞すると国際市場での地位は揺るぎないものとなり、同年8月から日本でのレクサス開業と共に国内販売も開始されます。ひと目でそれとわかるフロントフェイスのスピンドルグリルは、2012年のGS4代目が元祖でした。
空力と冷却能力の性能向上を考慮した、逆台形のアッパーグリルと台形のロアグリルの組み合わせは先進的かつ魅力的なデザインとして、発表当時から話題を集めました。以降、スピンドルグリルはレクサスの代名詞となり、今に至っています。
GSとは「Grandtouring Sedan(グランドツーリズム・セダン)」の略であり、快適な乗り心地を追求して生まれた、LSに次いでレクサスの上位にランクされる車でした。
レクサス GS450hのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,840mm×1,455mm | |
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ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,820kg | |
燃費 | JC08モード:18.2km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC | |
最高出力 | 217kW(295PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 356N・m(36.3kgf・m)/4,500rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 147kW(200PS) | |
最大トルク | 275N・m(28.0kgf・m) | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
レクサス GS300のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,840mm×1,455mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,650kg | |
燃費 | JC08モード:13.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ | |
最高出力 | 180kW(245PS)/5,800rpm | |
最大トルク | 350N・m(35.7kgf・m)/1,650〜4,400rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
レクサス GS300hのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,840mm×1,455mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,730kg | |
燃費 | JC08モード:23.2km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHC | |
最高出力 | 131kW(178PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 221N・m(22.5kgf・m)/4,200〜4,800rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 105kW(143PS) | |
最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
レクサス GS350のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,840mm×1,455mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,650kg | |
燃費 | JC08モード:10.8km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC | |
最高出力 | 234kW(318PS)/6,600rpm | |
最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/4,800rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
■【レクサス GSF】GSのスポーツセダン
レクサス GS F
レクサスGSをベースにスポーティにつくられ、2015年11月より販売開始されたのがGSFです。
日常からサーキットまで、誰もがシームレスに走りを楽しめるというレクサスFの理念に基づいて開発されました。ベースモデルのGSより若干大きくなり、フロントのスピンドルグリルは存在感を増しています。
過酷なサーキット走行にも耐えられるよう強固な骨格とボディの剛性、さらに振動の減衰と空気抵抗の軽減を重視。レーザー溶接や高剛性ガラス接着剤の使用など最新のボディ技術を採用しています。
また、リアフロアアンダーカバーの切り上げとフラットなエンジンアンダーカバーにより、床下の整流を確保。そして、Fの象徴でもあるリアバンパー下部の4連エギゾーストディフューザーが気流を拡散します。
GSFは、空気抵抗を限りなくゼロに近づけ快適な高速走行を約束してくれる車です。
レクサス GSFのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,915mm×1,855mm×1,440mm | |
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ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,830kg | |
燃費 | JC08モード:8.2km/L | |
エンジン種類 | V型8気筒 | |
最高出力 | 351kW(477PS)/7,100rpm | |
最大トルク | 530N・m(54.0kgf・m)/4,800〜5,600rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
GS Fについて詳しく知りたい方はこちら
■【レクサス LS】堂々のフラッグシップモデル
レクサス LS500h F SPORT
LSとは「Luxury Sedan(ラグジュアリーセダン)」の略で、その名が示す通りフラッグシップモデルとして、1989年の創業時からレクサスの最高位に位置づけられています。
LSの3代目モデルまではトヨタセルシオという名で、日本国内に向けても販売されていました。4代目以降はハイブリッド車も登場。最上級への追求が止むことはありません。
丹念に作りこまれたスピンドルグリルとクーペのような滑らかな流線形が、見る人の目をくぎ付けにします。
スペックの高さはもちろんのこと、先進的かつ機能的でありながら、随所に匠の技を織り込み、広々とリビングを思わせる落ち着いた車内空間を演出しています。
最高であることと豪華であることの違いを教えてくれる車、それがレクサスLSです。
レクサス LS500のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 5,235mm×1,900mm×1,450mm | |
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ホイールベース | 3,125mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,150kg | |
燃費 | JC08モード:10.2km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒インタークーラー付ツインターボ | |
最高出力 | 310kW(422PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 600N・m(61.2kgf・m)/1,600~4,800rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | DirectShift-10AT(電子制御10速オートマチック) |
レクサス LS500hのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,235mm×1,900mm×1,450mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 3,125mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,210kg | |
燃費 | JC08モード:15.8km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒 | |
最高出力 | 220kW(229PS)/6,600rpm | |
最大トルク | 356N・m(36.3kgf・m)/5,100rpm | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 132kW(180PS) | |
最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | マルチステージハイブリッドトランスミッション(電気式無段変速機) |
LS について詳しく知りたい方はこちら
まとめ
レクサス LS ジャパンプレミア
いつかはレクサス、いずれはレクサスセダンをというカーオーナーは少なくありません。
すぐに手の届く車種もあれば、購入に多少の努力を必要とするモデルもあります。そのプロセスもまた、レクサス=成功の道と言う言葉に重なるようです。
意のままになる車であり乗りたい車、そして所有したいまさに憧れの車と言えるのではないでしょうか。