キドニーグリルとは?
BMW X6のライトアップ付キドニーグリル
BMWといえば、ドイツの高級車メーカーである、ということは皆さんご存知の方がほとんどでしょう。
そのBMWの顔といえば、エンブレムはもちろんですが忘れてはならないのが、ここでご紹介するキドニーグリルです。キドニーグリルは、BMWの車種へ一貫して採用されているフロントグリルです。
では、この「キドニーグリル」のキドニーの意味って?と思われる方もいるかもしれません。キドニーとは「腎臓」という意味で、左右に2つ並んだフロントグリルが腎臓に似ていることから、腎臓を英語にした「kidney」を取って「キドニーグリル」と呼ばれるようになりました。
特徴的なフロントグリルを使い続けることで、キドニーグリルは、エンブレム同様にメーカーの顔として浸透してきました。
他メーカーと比べても、BMWのキドニーグリルは歴史の長いものとなっています。
BMWコンセプト4のキドニーグリル
キドニーグリルのメンテナンス
BMW X6のキドニーグリル
自分のBMWのキドニーグリルをメンテナンスしたい!と思った時にどうすればいいのかをご紹介します。
その場合、掃除をすることと、グリルを交換するという二つの方法があります。ここでは、お掃除の仕方とグリルを交換する方法をご紹介していきましょう。
〇掃除の方法
キドニーグリルの掃除をする際、グリルを外さずに綺麗にするには車種によって、手や指が入らないものもあるようです。その時に重宝するのが「ダメージ塗装用ブラシ」です。
塗装用の刷毛ですが平ぺったいスポンジのようになっており丁度グリルの間に入る大きさです。
これであれば、キズをつけずに掃除ができて便利です。ホームセンターなどの塗料コーナーなどに置いてあります。
BMW X6の光るキドニーグリル
〇「グリルの交換方法」
1.ボンネットを開け、手前にあるビスを外します。グリル周りの当たってしまいそうな箇所にマスキングをしておきます。
2.バンパーを引き、手が入れられる程度の隙間を作ります。いくつかあるツメを折ってしまわないように注意します。
3.グリルを取り外し、汚れている所は綺麗に拭き取ります。グリルが外しにくい場合は、誰かに手伝って貰い一人がツメを押して、もう一人がグリルを引っ張ると楽に外すことができます。片方が外れたら、外れた方から手を入れ内側からもう一方のグリルを押し出すようにします。
4.新しいグリルを取り付け、終わったら貼っておいたマスキングを剥がします。
5.バンパーを元の位置に戻し、ビスを締めます。
これで交換ができます。しかし、無理は禁物です。
キドニーグリルを装備したBMWの代表的車種
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのキドニーグリル
BMWでは、SUV・ハッチバック・セダンなどの様々な車を販売しています。
しかし、ボディタイプは異なっていてもどの車種もキドニーグリルを装備しています。ここでは代表的な車種をご紹介します。
■BMW 1シリーズ
BMW 118i のキドニーグリル
BMW 1シリーズは、BMWの中では小型のCセグメントに入るモデルとなります。
他のシリーズに比べて小型でコンパクトで価格も低く抑えられているためBMWの中では買いやすいモデルといえるでしょう。
BMW 1シリーズのスペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 4,335mm×1,800mm×1,465mm(ホイールベース:2,670mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,390kg | |
燃費 | JC08モード:16,8km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCガソリン | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 103kW(140PS)/4,600-6,500rpm | |
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) | 220N・m(22,4kg・m)/1,480-4,200rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式7速DCT |
■BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズは、BMWブランドの代表的なモデルといえます。その人気は高く、日本でもDセグメントとしては輸入車最量販モデルです。
ミドルサイズの車体に大人が4名乗っても快適に乗車できるほどの室内空間を持ち、ドライブを楽しめるシリーズです。2019年にはフルモデルチェンジを行っています。
BMW 3シリーズのスペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 4,715mm×1,825mm ×1,440mm(ホイールベース:2,850mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,540kg | |
燃費 | JC08モード:15,6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 135kW(184PS)/5,000rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 300N・m(30,6kgf・m)/1,350-4,000rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
■BMW 7シリーズ
BMW 7シリーズ 新型(745Le xDrive)のキドニーグリル
BMW 7シリーズは、BMWの大型高級セダンです。
現行のモデルは5代目となり、エクステリアにおなじみの4灯式のヘッドランプやL字型テールランプを装備。グリルを大型化し押しだし感を醸し出しています。
特に後部座席をゆったりとさせるなどの配慮が施されています。また、オプションなどの装備も充実しておりマッサージ機能やエンターテインメントシステムなどもアピールポイントとなっています。
BMW 7シリーズのスペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 5,125mmx1,900xmm1,480mm(ホイールベース:3,070mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,880 | |
燃費 | JC08モード:12,1km/L | |
エンジン種類 | 直列6気筒DOHCガソリン | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 250kW(340PS)/5,500rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 450N・m(45,9kgf・m)/1,500-5,200rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
■BMW Z4
BMW Z4のキドニーグリル
BMW Z4は、ロングノーズのソフトトップ式のオープンカーで車高は低くスポーティーな見た目でかなり目立つクルマといえるでしょう。また、トヨタの人気スポーツカー、スープラの兄弟車としても有名ですね。
内装は高級感があるだけでなく細部まで好みのカスタマイズができることが魅力です。カッコイイオープンカーに乗りたいという方にはおすすめです。
BMW Z4のスペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 4,335mmx1,865mmx1,305mm(ホイールベース:2,470mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 2名 | |
車両重量 | 1,490kg | |
燃費 | JC08モード:14,9km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 145kW(197PS)/4,500rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 320N・m(32,6kgf・m)/1,450-4,200rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
■BMW X5
BMW X5 新型(xDrive 35d)のキドニーグリル
BMW X5は、全生産台数の3分の1を抑えるSUVのXシリーズの第一弾として、BMW初のSUVとして5シリーズをベースに開発されました。
プレミアムSUVの先駆け的存在でもあり、BMWに欠かせないモデルとなっています。
BMW X5のスペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)mm | 4,935mmx2,005mmx1,770mm(ホイールベース:2,975mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,180kg | |
燃費 | JC08モード:14,4 | |
エンジン種類 | 直列6気筒DOHCディーゼル | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 195kW(265PS)/4,000rpm | |
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) | 620N・m(63,2kgf・m)/2,000-2,500rpm | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT |
まとめ
BMW 7シリーズのキドニーグリル
キドニーグリルについてご紹介してきました。
キドニーグリルは、BMWの顔として、またブランドとしての認知度を上げている立役者と言っても過言ではありません。