安い・広い・低燃費の三拍子!スズキ ソリオの魅力
スズキ ソリオ
たった1台しか車を選べないとき、果たしてどんな車が最適なのでしょうか? もちろん、お住まいの地域性や家族構成などによっても異なるのですが、この問いへの最適解のひとつが、スズキ ソリオであると思うのです。
普通車サイズでありながら全長全幅はコンパクト、それでいてスライドドアでユーティリティも確保されており、しかも室内は5人がゆったり過ごせる広さ。1人で乗っても、2人で乗っても、5人で乗っても不備なく快適に目的地まで送り届けてくれる、そんな優等生コンパクトが、ソリオなのです。
その魅力の数々をご紹介していきます。
■ソリオの魅力その1. 狭い道もラクラクなコンパクトサイズ
スズキ ソリオ
背高ノッポなボディであることも手伝って、一目でわかるコンパクトさは、全幅が1,625mmと、軽自動車と比べても150mm幅広なだけ。全長は軽自動車比で約300mm長い3,710mmとなっていますが、それでもかなりのコンパクトボディです。
同じスズキで言えば、スイフトもかなりコンパクトな印象を受けるデザインですが、そんなスイフトよりも全長・全幅共にソリオの方が小さいほどです。スイフトの全幅は5ナンバーサイズ上限の1,695mmに設定されていますが、ソリオでは扱いやすさを重視し、あえて上限一杯の全幅としなかったそうです。
スズキ ソリオ
コンパクトなボディがもたらすものは、狭い道での取り回し、駐車スペースへの入れやすさなどの運転時のメリットだけではありません。車重を軽く、燃費も良くできることから、普段の維持費や諸費用にまで好影響を与えます。
軽自動車のスーパーハイトワゴンの後席空間の余裕を体感されたことがあれば、それよりも全長方向に余裕のあるソリオの室内がいかに快適か、ご想像頂けるかと思います。
■ソリオの魅力その2. コンパクトと思えない室内の使い勝手!
スズキ ソリオ インテリア
前項でもお伝えした通りのコンパクトボディですが、室内空間の余裕は特筆に値します。ソリオの室内長 2,515mmはコンパクトハイトワゴンクラスNo.1という驚くべき数値。
この画像からも、後席乗員の足元空間が余裕たっぷりなことがお分かりいただけるでしょう。もちろん、後席は両側独立リクライニング/スライド機構付きなので、荷室容量を優先させてたっぷり荷物を運ぶこともできます。
スズキ ソリオ 後席左右パーソナルテーブル
まるでリムジンのようなのは後席足元空間の広さだけではなく、後席の使い勝手全体にまで及びます。停車時にドリンクや小物がおける後席用のパーソナルテーブルや、後席乗員用のアームレストまでもがハイブリッド車全車に標準装備されており、くつろぎの空間としてお気に入りになること間違いなし。
快適性だけでなく便利さも忘れていません。前倒し可能な助手席は、荷室と一続きに可倒できる後席と合わせれば大型のじゅうたんなどの長い荷物でも楽々運べます。前後席間の隙間を埋めてしまえば、車中泊にもぴったりの大空間が出現しますね。
■ソリオの魅力その3. 走行性能と低燃費だって忘れていません
スズキ ソリオ
コンパクトサイズで使い勝手がいいだけならば商用車と同じ。しかしソリオは、それらに加えて環境性能や爽快な走りまで追求した欲張りな車なのです。
パワートレインは、モーターのみでの走行が可能なハイブリッド仕様、加速時にISG(モーター機能付発電機)でアシストが可能なマイルドハイブリッド仕様、熱効率のさらなる向上に取り組まれたガソリンエンジン仕様の3種類から選択でき、お値段と求める性能の最適なバランスを選べます。
スズキ ソリオ エンジンルーム
特にハイブリッド仕様は、新たにパワフルな駆動用モーターを使用することで、ハイブリッド車らしいモーターのみの静かな走行も可能。
トランスミッションにAGS(オートギヤシフト)を使用していることもあり、キビキビとした走りも実現しつつ、JC08モード燃費で32.0km/Lという超低燃費を実現しています。
■ソリオの魅力その4. その上バーゲンプライス!
スズキ ソリオ
ここまでお伝えしてきたように魅力いっぱいのソリオ、お値段がとんでもなく高いのでは?とお思いでしょうか。しかし、2020年9月現在最も安いGグレードの2WD車で税抜き1,351,000円と、軽自動車級の低価格からラインナップされる驚きのリーズナブルさも、ソリオの魅力の一つなのです。
残念ながらこのGグレードは予防安全機能「スズキ セーフティ サポート」が標準装備ではないのですが、メーカーオプションとして装備しても2WD車で税抜き1,431,000円。価格差は10万円以下と、加わる装備を考えればかなり勉強してくれているお値段と言えるのでは。Gをお選びの際は是非装着いただきたいオプションの一つです。
スズキ ソリオ 荷室
燃費性能と価格のバランスの取れたマイルドハイブリッド仕様でも税抜き1,577,000円、ソリオのラインナップで燃費性能トップとなるハイブリッド仕様でも税抜き万円から用意があるなど、リムジンのような後席空間とミニバン級の荷室使い勝手を併せ持った車が、さらに燃費性能まで追求していることを考えればかなりの低価格。
ハイブリッドが選べないライバル車と比べても、かなりいい勝負の価格となっています。
ここまでご紹介してきた魅力と合わせて、ソリオが大人気となっているのも当然とお分かりいただけたことでしょう。
スズキ ソリオのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,710mm×1,625mm×1,745mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,480mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 990kg | |
燃費 | JC08モード:32.0km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒 1,242cc | |
エンジン最高出力 | 67kW(91PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 118N・m(12.0kg・m)/4,400rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 10kW(13.6PS)/3,185-8,000rpm | |
モーター最大トルク | 30N・m(3.1kgf・m)/1,000-3,185rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 5速AGS(オートギヤシフト) |
ソリオのダークサイド、「ソリオ バンディット」の詳細
スズキ ソリオ バンディット(2015年型)
1台あればなんでもこなせてしまいそうなソリオですが、優しい顔つきの標準仕様とは異なり、よりクールな見た目を追求した「バンディット」というグレードもあります。
ボディ自体はもちろん共通なのですが、ディテールの細かな差異によって、標準仕様とはかなり雰囲気が異なり、コワモテの存在感を手に入れています。
詳しくご紹介いたしましょう。
■【鋭い眼光】特別仕立てのエクステリア
スズキ ソリオ バンディット
一目見れば、ソリオとの違いはすぐに分かるはず。まず特徴的なのは、バンディット全グレードで標準装備されるLEDヘッドランプとLEDフォグランプではないでしょうか。
どちらもソリオには設定のないもので、特にヘッドランプはLEDによって省電力性と明るさを両立しつつ、かなり睨みの効いた薄型のデザインで、精悍な印象をバンディットに与えています。
また、フロントバンパーはよりワイドな開口部を持つスポーティなデザイン、リアバンパーはリフレクターを両端に設置することで踏ん張り感のきいたデザインとなっているエアロバンパーをそれぞれ特別装備。低く構えた様子はなかなかにスポーティですね。
切削光輝仕様のアルミホイールや、逆にソリオではメッキ仕様となるフロントグリルとバックドアガーニッシュがブラックパール塗装になるなど、ディテールにもこだわり抜いたクールスタイルが、ソリオ バンディットの特徴です。
■【精悍なブラック】特別仕立てのインテリア
スズキ ソリオ バンディット ダッシュボード
ノーマル仕様でもダークトーン基調のインテリアですが、専用のシートファブリック、本革巻シフトノブやピアノブラック調のインパネセンターガーニッシュなど、細やかな違いがより上質感を演出しています。
室内は運転中ずっと視界に入ったり触ったりするところ。外観の特別装備以上に、細やかなバンディット専用パーツの数々が、あなたが運転しているのは「バンディット」であると思い出させてくれることでしょう。
■【お財布にも優しい】ソリオ同様にリーズナブルな価格
スズキ ソリオ バンディット
ここまでの魅力が、ソリオ本体の魅力に足し算されているのに、価格に大きな差がないこともバンディットを選びやすいポイント。
バンディットにはまずハイブリッドとマイルドハイブリッドの2グレードしかなく、最上級グレード同士でソリオと比較すると、なぜかバンディットの方が格安になるという魔法のような価格設定がされています。
これは、ソリオ ハイブリッドSZでは標準装備となる両側電動スライドドアが、ソリオ バンディット ハイブリッドSVでは左側のみ電動スライドドアになるなど、細かな装備の見直しによるもの。実際にバンディットをご検討の際は、欲しい装備が備わっているかを詳細にチェックしてみてくださいね。
バンディットも含めて、結局どのグレードがお買い得なの?
スズキ ソリオ
パワートレインだけで3種類、その上4WD仕様も選べて、スポーティなバンディットまであるソリオは、かなりバリエーションが豊富。この中から自分にぴったりのグレードを選び出すのはなかなか骨が折れますね。
そこで、おすすめしたいグレードをご紹介しますので、ご検討のスタート地点として活用してください。
ソリオを選ぶなら、スズキ独自のストロングハイブリッドによる低燃費かつ快活な走行性能や、バンディットの個性的な見た目とより上質なインテリアも捨てがたいのですが、やはりソリオの美点としては価格の占めるウェイトも大きいですよね。そこでおすすめしたいのは標準仕様かつ、マイルドハイブリッド仕様のソリオ。
マイルドハイブリッド仕様は価格と性能のバランスが取れており、ハイブリッド仕様ではバッテリーなどが収納されている荷室床下が大容量のサブトランクとして使えるようになるなど、使い勝手の面でも一歩先を行きます。
スズキ ソリオ バンディット(2015年型)マイルドハイブリッドシステムイメージ
となるとグレードはハイブリッドMXとハイブリッドMZに絞られるのですが、より安いハイブリッドMXではオプションでも選べない、フロントドアのプレミアムUV&IRカットガラスや本革巻ステアリングホイールなどの豪華装備が数多く標準装備されるハイブリッドMZは、約26万円という価格差がありますが、納得できる程度に思えます。
また、ハイブリッドMXではスズキ セーフティ サポートが標準装備されておらず、リーズナブルに追加できることは先述の通りとはいえ、追加装着すれば価格差は約17万円まで縮まります。他にもオプション追加できる装備をハイブリッドMXに加えていくと、装備差が減っていく一方で価格差もどんどん縮まっていきます。
日々お使いになることを考えれば、細かな部分までスキのない装備内容で余裕のあるドライブを楽しみたいところですよね。
よっておすすめは、ソリオのハイブリッドMZです。
スズキ ソリオ
三菱 デリカD:2
まとめ
スズキ ソリオ
ソリオ、街中でも本当によく見かけますよね。そして、この記事でご紹介した魅力の数々を知ってしまった今、その人気の理由がお分かりになったのではないでしょうか。
もしこの1台しかなかったら、あれができない、これもできない、という不便な車にも魅力はあるのですが、なんでもこなせる万能選手のソリオがいれば、毎日がちょっとずつ楽になるかもしれません。