室内空間が拡大した5代目モデル
《写真提供:response》オデッセイ 内装
2013年に登場した5代目モデルは、歴代初となるスライドドアを採用しています。4代目モデルまではヒンジドアを採用して、他のモデルとは異なり抑えられた全高と低重心が特徴的でした。
5代目からは先代までの立体駐車場に対応したサイズではなくなり、リアスライドドアを採用するなどこれまでのイメージとは異なるモデルへと変化しました。
超低床プラットフォームは変わらないですが、フロア下の燃料タンクがより薄型になったり排気システムのレイアウトの工夫によってさらに低床化を進めています。全高が140mmから150mm上がっていますが、セカンドシートのステップ位置での高さが300mmとなっています。
低床プラットフォームが改善されたことで、全高を高めても走行性能の高さを維持しているのです。スポーティな走りと乗り心地のよさが両立されているのが特徴です。
■マイナーチェンジでの変更点は?
《写真提供:response》オデッセイ 内装
2020年11月にマイナーチェンジが行われており、インテリアも一新されています。インパネがシンプルなデザインと変更されており、リラックスできる空間になるように考慮されているのが特徴です。上質さが感じられる加飾もされています。
メーターには2眼メーターが採用されており、左側には7インチのTFTになりました。必要な情報をすぐに確認できるようになったり、見やすい位置に配置されているデザインとなりました。
質感の高いインテリア
《写真提供:response》ホンダ オデッセイ
内装はメーターやインパネだけでなく、シートの表皮が変更されて質感が向上しています。水平基調のデザインとなっており、木目調のパネルや本革巻のステアリングホイールが採用されています。
ABSOLUTE・EXとe:HEV ABSOLUTE・EXにはオプションで本革シートとインテリアが装備可能です。一部の部分には合成皮革が採用されていますが、質の高いシートが乗員を快適に包み込んでくれます。
ゆとりの2列目プレミアムクレードルシートは7人乗りモデルに設定されています。背もたれを倒したときに座面前部が持ち上がるだけでなく、背もたれの中折れ機構やオットマンが内蔵され、快適な姿勢をキープできるようにしてくれる装備です。
グレード別インテリアの違い
《写真提供:response》オデッセイ インテリア
グレード別のインテリアの違いを見ていきましょう。
■ABSOLUTE
ABSOLUTEはベースグレードとなるモデルです。Honda SENSINGなど必要な安全装備は搭載されていますが、EXに装備されているものの搭載されていないものがあります。
フロント・フルオートエアコンディショナー+リア・マニュアルクーラーが装備。シートはプライムスムーズとファブリックが組み合わされたものになります。柔らかな質感を持つ素材ですが、手入れがしやすいだけでなく質感も高くなります。またFABTECTがタイプ別設定されており、油汚れや飲み物をこぼしたときでもすぐに拭き取れる素材が使われているのです。
運転席は8ウェイパワーシートが装備されます。また3列目床下格納シートなどが標準装備です。
■ABSOLUTE・EX
上級グレードのEXには、運転席&助手席シートヒーターが標準装備となります。またトリプル・ゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーが装備され、1列目左右席とリア席の3つのゾーンで好みの温度設定ができます。
また助手席4ウェイパワーシートや2列目LEDアンビエントランプが標準装備。運転席大型アームレストもあります。
■e:HEV ABSOLUTE
基本的にはABSOLUTEに準じたグレードです。ハイブリッドモデルなので、電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、さらに車両接近通報装置などがあります。
■e:HEV ABSOLUTE・EX
ABSOLUTE・EXに準じたグレードですが、100VのAC電源が標準装備されます。また他のグレードには装備されないセンターコンソールボックスが標準装備。
オデッセイの機能
《写真提供:response》オデッセイ ジェスチャーコントロール・パワースライドドア
オデッセイには、便利な機能も装備されています。
たとえば、ジャスチャーコントロール・パワースライドドアは、LEDが点灯してジャスチャー操作のガイドをしながら、静電技術で操作を感知します。キーを所持しているならLEDが点灯するので、光に手をかざしてドアを自動で開けます。
手をドアに触れないようにしたり、離れないようにしなければいけませんが、簡単にドアを開閉ができる機能です。
開閉の途中で開閉を止めるには、LEDの光にタッチします。好きな幅でドアの開閉を止めることができ、その後再度開閉をスタートさせられる機能です。
オデッセイの荷室
《写真提供:response》オデッセイ 荷室
オデッセイの荷室は開口が広くなっており、開口部最大幅は1,160mm、開口部高さ1,030mm、開口部地上高は535mmとなっています。
3列目シートを立てたままでも荷室の容量がありますし、大きな荷物を積載したいときには3列目シートを収納して大きなスペースを作りだすことも可能です。
便利な機能として、足元の操作で開閉ができるハンズフリーアクセスパワーテールゲートがあります。キーを携帯している状態で、リアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートを開閉できる機能です。
荷物を持っている状態で、ドアの開閉がスムーズにできるので利便性が高い装備です。
まとめ
オデッセイの内装をご紹介してきました。ホンダの低床設計を活かした走りの良さが光るミニバンのオデッセイは、上質さを感じさせてくれる内装となっており、移動時間も快適に過ごせます。
2020年のマイナーチェンジでは、フロントフェイスが変更されているだけでなく、便利な機能が追加されているのが特徴です。高級感があるオデッセイは、走りの良さを重視したい方におすすめのモデルです。
よくある質問
■オデッセイのインテリアの特徴は?
内装はメーターやインパネだけでなく、シートの表皮が変更されて質感が向上。水平基調のデザインとなっており、木目調のパネルや本革巻のステアリングホイールが採用されています。7人乗りモデルに設定されている2列目プレミアムクレードルシートは、背もたれを倒したときに座面前部が持ち上がるだけでなく、背もたれの中折れ機構やオットマンが内蔵され、快適な姿勢をキープできるようにしてくれる装備です。
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■オデッセイの便利な機能は?
LEDが点灯してジャスチャー操作のガイドをしながら、静電技術で操作を感知するジャスチャーコントロール・パワースライドドアは、キーを所持しているならLEDが点灯するので、光に手をかざしてドアを自動で開けます。