車検費用は3つの合計|重量税と自賠責保険料はどの店でも同じ額
見積書の行は、法定費用・車検基本料・整備と部品の代金の3つに分けられます。
| 費用 | 中身 | 店で変わるか |
|---|---|---|
| 重量税 | 車の重さ・年数・燃費性能で決まる税金 | 変わらない |
| 自賠責保険料 | 加入が義務付けられた保険の保険料 | 変わらない |
| 検査手数料(印紙代など) | 国などに払う検査の手数料 | 申請のしかたで1,850〜2,600円 |
| 車検基本料 | 24か月点検、検査場への持ち込みの代行、事務手数料など | 店で変わる |
| 整備・部品代 | 点検で見つかった不具合の修理、消耗品の交換 | 車の状態と店で変わる |
表の上から3つが法定費用で、車検を受ける人なら誰でも払うお金です。そのうち検査手数料だけは、店がオンラインで申請するか、窓口で申請するか、車を検査場へ持ち込むかで数百円変わります。
車検基本料と整備・部品代は、料金の付け方も項目の名前も店ごとにばらばらです。24か月点検の料金を基本料に含める店もあれば、点検料として別の行に書く店もあるので、合計ではなく1行ずつ見比べましょう。
車の重さ別の法定費用|2026年11月からは自賠責の値上げで910〜1,120円上がる
自分の車の法定費用は、車検証の「車両重量」の欄を見れば下の表から分かります。重さと登録からの年数で額が変わるのは重量税で、そこに自賠責保険料と検査手数料を足したのが法定費用の合計です。
| 車両重量 | 重量税(2年) | 法定費用の合計(自賠責の保険期間が2026年10月31日までに始まる場合) | 法定費用の合計(2026年11月1日以降に始まる場合) |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 6,600円 | 26,240円 | 27,360円 |
| 1t以下 | 16,400円 | 36,150円 | 37,060円 |
| 1t超〜1.5t以下 | 24,600円 | 44,350円 | 45,260円 |
| 1.5t超〜2t以下 | 32,800円 | 52,550円 | 53,460円 |
| 2t超〜2.5t以下 | 41,000円 | 60,750円 | 61,660円 |
※検査手数料は指定整備工場が窓口で申請した場合の2,100円で、オンラインで申請する店なら250円安く、ユーザー車検なら400〜500円高くなります。自賠責保険料は、離島と沖縄県を除く地域の24か月契約の額です。エコカー減税の対象外で、登録から13年未満の自家用乗用車を前提にしています。
見積もりの法定費用がこの表より高いときは、13年経過の重量税や25か月の自賠責で計算されていないか、店に聞いてみましょう。次の車検で払う重量税は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」に車検証の情報を入れれば調べられます。
■自賠責保険料は11月1日始期の契約から値上げ|24か月で乗用車は910円、軽は1,120円上がる
自賠責保険料は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から上がります。
| 契約期間 | 車 | 2026年10月31日までに始まる契約 | 2026年11月1日以降に始まる契約 |
|---|---|---|---|
| 24か月 | 自家用乗用車 | 17,650円 | 18,560円 |
| 24か月 | 軽自動車 | 17,540円 | 18,660円 |
| 25か月 | 自家用乗用車 | 18,160円 | 19,070円 |
| 25か月 | 軽自動車 | 18,040円 | 19,170円 |
※離島と沖縄県を除く地域の額を載せています。
気をつけたいのは、新しい額になるかを決めるのが車検の日ではなく、自賠責の保険期間が始まる日だという点です。
今の自賠責が11月以降に切れる車は、10月中に車検を受けても新しい保険料で見積もられることがあります。見積書の自賠責の欄では、保険期間がいつから始まるかも見てください。
■13年・18年を過ぎると重量税が上がる|登録車と軽で数え方が違う
エコカー減税の対象外の車は、登録から13年を過ぎると重量税が上がり、18年を過ぎるともう一段上がります。
| 車両重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
| 1t以下 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| 1t超〜1.5t以下 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| 1.5t超〜2t以下 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| 2t超〜2.5t以下 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
※自家用乗用車の2年分の額です。
普通車と小型車は、車検証の「初度登録年月」から12年10か月がたった後の車検で、13年経過の額になります。2014年1月に登録した車なら、2026年11月以降の車検からです。
軽自動車は月ではなく年で数え、初度検査の年から13年たった年の11月以降の車検で13年経過の額になります。2013年に初めて検査を受けた軽なら、2026年11月以降の車検からです。18年経過も同じ数え方で、13年経過のちょうど5年後に上がります。
■エコカー減税の対象車は重量税が免税か本則税率|2028年4月30日までの車検
燃費性能の良い車は、2026年5月1日から2028年4月30日までの車検で、重量税が免税か本則税率になります。2年分の重量税は、1t超〜1.5t以下なら免税か15,000円、軽自動車なら免税か5,000円です。
対象になるのは国土交通省の税額表で「エコカー」か「エコカー(本則税率)」に当たる車で、免税は2026年5月1日以降に新車で登録した燃費性能の高い車の、初めての車検などに限られます。
自分の車がどの区分かは、照会サービスに車検証の情報を入れて調べましょう。
■検査手数料は申請のしかたで違う|指定整備工場のオンライン申請なら1,850円
検査手数料は2026年4月1日に改定され、店がどう申請するかで額が変わります。
| 受け方 | 普通車 | 小型車 | 軽自動車 |
|---|---|---|---|
| 指定整備工場(オンライン申請) | 1,850円 | 1,850円 | 1,850円 |
| 指定整備工場(窓口申請) | 2,100円 | 2,100円 | 2,100円 |
| 検査場へ持ち込む(ユーザー車検など) | 2,600円 | 2,500円 | 2,500円 |
指定整備工場は、工場の中で検査をして保安基準適合証を出せるので、車を検査場へ持ち込まずに済みます。指定を受けていない認証工場に頼むと車を検査場へ持ち込むことになり、手数料も持ち込みの額です。
車検費用の平均は出せない|15万円が高いかは法定費用を引いて判断
車検費用の平均額は、国も整備業界の団体も公表していません。日本自動車整備振興会連合会の実態調査に載っているのも、車検整備の売上の総額だけです。
総額で高いか安いかを決める前に、見積もりを3つの欄に分けると、どこにお金がかかっているかが分かります。
| 順番 | 見積もりで見る欄 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1 | 法定費用 | 車の重さ別の表の額と合っているか。13年経過や25か月の自賠責で増えていないか |
| 2 | 車検基本料 | 24か月点検、検査の代行、事務手数料のうち何が入っているか |
| 3 | 整備・部品代 | 交換する理由と、今回替えないとどうなるか |
たとえば1.8tのミニバンで15万円の見積もりが出たら、法定費用52,550円(自賠責が10月までに始まる場合)を引いた約9.7万円が、車検基本料と整備・部品代になります。ブレーキパッドやタイヤの交換が入っていれば、9.7万円の多くは部品代と工賃です。
整備の項目は、「替えないと車検に通らないもの」か「早めの交換をすすめるもの」かを1つずつ聞くと、削れる項目が分かります。ただ、車検は検査の時点で基準に合っているかを見るだけで、次の車検までの安全を約束するものではありません。
点検と整備は車の持ち主の義務なので、交換を見送るなら、整備士に理由とあとどのくらい使えるかを聞いてから決めましょう。
車検が安い店の種類や選び方はこちらで詳しく解説しています。
車検が安い業者はどこ?5タイプの費用を比較しておすすめの選び方を解説 | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/7071車検を安く済ませるならどこがいい?カー用品店・ガソリンスタンド・整備工場・車検専門店・ディーラーの費用や特徴を比較。見積もりで損しない確認ポイントや、あなたに合う車検業者の選び方を分かりやすく解説します。
同じ整備内容で何店かの料金を並べれば、基本料と整備代の差がはっきりします。近くの店の車検料金を比べて、そのままネットで予約したい人はEPARK車検を使ってみてください。
車検基本料を省くならユーザー車検|検査手数料は2,500〜2,600円、点検整備は別
店に頼まず、自分で運輸支局などの検査場へ車を持ち込むのがユーザー車検です。車検基本料はかからず、払うのは法定費用と、自分でできない整備を頼んだときの代金だけになります。
| 車 | 法定費用の合計(自賠責の保険期間が2026年10月31日までに始まる場合) | 2026年11月1日以降に始まる場合 |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 26,640円 | 27,760円 |
| 1t以下(小型車の場合) | 36,550円 | 37,460円 |
| 1.5t超〜2t以下(普通車の場合) | 53,050円 | 53,960円 |
※エコカー減税の対象外で登録から13年未満の車を、自賠責24か月で計算した額です。
検査の予約を取ったら、当日は受付をして検査コースを通り、新しい車検証を受け取ります。定期点検整備は、検査の前にしても後にしてもかまいません。
持っていくのは車検証と、今の自賠責と新しい自賠責の保険証明書です。検査の前に点検整備をした人は、点検整備記録簿も持っていきます。
自動車税の納税証明書は、登録車なら多くの都道府県で出さなくてよく、軽自動車も2023年1月から原則として要らなくなりました。ただ、納めた直後などで納付を電子的に確かめられないときは、紙の納税証明書が必要です。申請書・検査票・重量税の納付書は当日に検査場で手に入るので、前もって用意しなくてかまいません。
ユーザー車検の進め方はこちらで詳しく解説しています。
ユーザー車検で車検費用はどれくらい節約できる?費用相場はどのぐらい? | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/5573車検費用を安く抑えられることから、近年では密かな広がりを見せている「ユーザー車検」。カーディーラーなどを介さない分安上がりになることは想像しやすいものの、実際どの程度車検費用が浮くことが想定されるのかはなかなか想像しにくい部分ですよね。この記事では、車検費用の不変部分と変動部分に分けて、ユーザー車検費用の一例に関してご紹介していきます。
車検は満了日の2か月前から受けられる|早く受けても次の満了日は変わらない
2025年4月1日から、車検証の有効期間が切れる日の2か月前から満了日までに受ければ、残りの期間が減らなくなりました。それまでは1か月前からでした。
| 車 | 初回 | 2回目以降 |
|---|---|---|
| 自家用乗用車 | 3年 | 2年 |
| 軽自動車(乗用) | 3年 | 2年 |
| 軽自動車(貨物) | 2年 | 2年 |
2か月あれば、何店かで見積もりを取って整備の中身を比べる余裕があります。案内はがきが届いたら、車検証で満了日を見てから店を選びましょう。
車検費用のよくある質問
■車検費用の最低額はいくら?
最低額は重量税の区分で変わるため、一律には決まりません。エコカー減税の対象外で登録から13年未満の軽をユーザー車検で受けるなら、法定費用は自賠責の保険期間が2026年10月31日までに始まる場合で26,640円、11月1日以降なら27,760円です。エコカー減税で重量税が免税になる車は、さらに安くなります。
■1500ccや2000ccの車の車検費用はいくら?
重量税は排気量ではなく車両重量で決まります。同じ排気量でも車種によって重さが違うので、車検証の「車両重量」を見て、車の重さ別の法定費用の表に当てはめましょう。
■ディーラーの見積もりが高いのはなぜ?
重量税と自賠責保険料はディーラーでも同じなので、差が出ているのは車検基本料と整備・部品代です。ほかの店の見積もりと、点検の内容や交換する部品を1行ずつ並べると、どこで差がついているかが分かります。
■車検費用はクレジットカードで払える?
使えるかどうかは店によって違うので、予約のときに聞いておきましょう。
車検費用のカード払いはこちらで詳しく解説しています。
車検費用のクレジットカード払いはできる?利用可能な業者やメリット・デメリット | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/5723比較的大きな買い物の場合、クレジットカードで支払いを行っている方は少なくないでしょう。それでは、10万円以上の金額になることもある車検費用の支払いに、クレジットカードは使えるのでしょうか?今回は、車検とクレジットカード払いについてまとめました。
■軽自動車の車検費用はいくら?
エコカー減税の対象外で登録から13年未満の軽なら、法定費用は自賠責の保険期間が2026年10月31日までに始まる場合で26,240円、11月1日以降なら27,360円になります。これに店の車検基本料と整備・部品代を足した額が、見積もりの合計です。
軽自動車の車検費用はこちらで詳しく解説しています。
軽自動車の車検費用はいくらかかる?業者ごとの相場や安く抑える方法も解説 | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/6090軽自動車を車検に出す場合、丁寧で確実に対応してくれる安心感が欲しい反面、できるだけ費用も安く抑えたいと思うため、どこに依頼するのがベストなのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、軽自動車の車検にかかる費用相場や内訳をはじめ、業者別の費用と特徴を解説するとともに、安く抑える方法やオススメの依頼先も紹介します。
まとめ|見積もりは法定費用を引いた残りの額で比べる
車検費用は、法定費用・車検基本料・整備と部品の代金の合計です。重量税は車の重さ・年数・燃費性能、自賠責保険料は車種・保険期間・地域などで決まるので、見積もりが届いたら法定費用の欄を表の額と見比べてください。
店で違うのは車検基本料と整備・部品代です。15万円のような総額で判断せず、法定費用を引いた残りの額と、整備の項目が今回必要かどうかで比べましょう。2026年11月1日以降に保険期間が始まる自賠責は値上がりするので、11月前後に車検を受ける人は自賠責の欄も見てください。
車検は満了日の2か月前から受けられるので、何店かの見積もりを並べる時間は十分にあります。近くの店の料金を比べて予約まで済ませたい人は、EPARK車検から探してみてください。
EPARK車検の使い方はこちらで詳しく解説しています。
EPARK車検でお得に車検予約|特徴と選び方完全ガイド | カーナリズム
https://matome.response.jp/articles/6758車検は愛車を安心して乗り続けるために欠かせない大切な点検ですが、「どこで受けるべきか」「費用はどれくらいかかるのか」と悩む方は少なくありません。ディーラー車検は安心感がある一方で料金が高め、民間業者は費用を抑えられる反面、品質に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。そんな時に注目したいのが、日本初の車検クーポンサイト「EPARK車検」です。全国2,000店以上の厳選された整備工場から比較・予約ができ、割引クーポンでお得に車検を受けられるのが特徴。この記事では、車検を任せる店舗の選び方からEPARK車検のメリット・デメリットまで詳しく解説し、申込みの判断材料を提供します。


