レトロモビル2019にて フルレストアされたミウラが発表された
2019年2月6~10日、フランス・パリで開催された「レトロモビル2019」(RETROMOBILE 2019)にて、ランボルギーニは国際自動車連盟会長であるジャン・トッド氏所有のランボルギーニ ミウラをフルレストアし、引き渡したという発表を行いました。
■フルレストアにかかった期間は13ヶ月
フルレストアに要した期間は1年を超え、13ヶ月に渡る期間。
2016年にランボルギーニが立ち上げた「Polo Storico」がフルレストアを担当しています。
「Polo Storico」とは350 GTからディアブロ、すべてのクラシックランボルギーニの修復、認証を専門に行っている部門で、生産当時の特徴を可能な限り再現するため、正真正銘の「復元」を行うプロフェッショナルな部門です。
PoloStorico Lamborghini|ランボルギーニ公式サイト
https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97/polo-storico新しいPoloStorico Lamborghiniに関する全ての情報
ランボルギーニ ミウラとは
ランボルギーニ「ミウラ」とは、どのような車種か、スーパーカー好きの方や車好きの方にとっては、語るまでもない車種かとは思いますが、簡単に説明を記載します。
フェラーリに対抗するため誕生したランボルギーニ ミウラ
ミウラが誕生したのは、ランボルギーニ創業の1963年から3年後の1966年。
フェラーリに対抗するスーパーカーとして開発し、1966年3月のジュネーブモータショーで発表されました。3.9リットルV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載し、0~100km/h加速6.7秒、最高速280km/h、最大出力350hpの性能を発揮し、1966年当時では世界最速の車として命を受けました。
その後、ミウラは「S」、「SV」へと進化し、1973年10月にカスタムモデルを除いた製造を終えました。最後の車両の車体番号は4822で、ミウラ全体の生産台数は750台程となっています。
フルレストアで蘇ったミウラを画像でお届け
トッド氏の所有していたミウラSVは、ランボルギーニのイタリア本社に到着したとき、明らかに消耗の兆しを見せていたようですが「復元」を目標とし、フレーム、ボディ、インテリアなど、フルレストアに13か月の期間をかけて現代に蘇りました。
その画像を一覧でお届けします。
最後に
以上、13ヶ月のフルレストアの結果、販売当時の姿を取り戻したランボルギーニ ミウラを紹介させて頂きました。
オーナーのジャン・トッド氏が所有していたミウラSVは1972年式ということで、47年も前の車がご覧のように蘇ったのです。
外装もさることながら、内装やエンジンに至るまで新車に近い姿を取り戻す「Polo Storico」の技術は、まさに「圧巻」といえるでしょう。