スズキ 新型ハスラーの最新情報
新型スズキ・ハスラー
■スズキ ハスラーってどんな車?
初代ハスラー
スズキ・ハスラーはワゴンRをベースに、大径タイヤを履かせ、地上高を高くした軽トールワゴンとSUVの融合という新ジャンルの軽自動車です。
アウトドアなどのレジャーを好むユーザーや悪路を走る機会の多いユーザーを想定した、アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバーというコンセプトの元、開発されました。
そして誕生した初代ハスラーは、グッドデザイン賞やオートカラーアウォードを受賞するなど高評価を得たモデルとなり、スズキを支える大ヒットモデルとなりました。
■スズキ 新型ハスラー フルモデルチェンジでどこが変わった?
新型スズキ・ハスラー
2014年に登場して、あっという間に人気モデルとなった軽クロスオーバーの「ハスラー」がついに、2020年1月、2代目にフルモデルチェンジして発売されました。
フルモデルチェンジされた新型ハスラーはいったいどこが変わったのでしょうか?
デザイン面では、ファニーでポップだった初代のデザインから一転、独特の道具感はそのままに、まるでアウトドアと街の境界をなくすかのような、アクティブなデザインになっています。それなのに間違いなくハスラーだとわかるさじ加減が憎い。
そして、新世代プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)によって、トールワゴン同様の広さと使い勝手を備え、安全装備を始めとした最新テクノロジーが詰め込まれており、ユーティリティー、装備の充実度、快適性、走りの質感が向上し、完成度の高いクルマに仕上がっています。
スズキの新型ハスラー最新情報
新型ハスラー
■新型ハスラーのスペック(ボディサイズ・燃費・エンジンほか)
※基本スペックほか情報は公式サイトより(情報は2020年2月現在のもの)
ボディサイズ
新型スズキ・ハスラー
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1680mm
新型ハスラーは、初代ハスラーに比べて15mmほど全高が高くなった程度の違いですが、バックウィンドウを立ててルーフ長が約120mm伸ばされており、ホイールベースが35mm延ばされたことでリアシートの足元と頭上空間が拡大しています。
燃費
JC08モード燃費:27.8~30.4㎞/L
WLTCモード燃費:20.8~25.0㎞/L
市街地モード(WLTC-L):18.5~22.9㎞/L
郊外モード(WLTC-M):22.3~26.4㎞/L
高速道路モード(WLTC-H):21.0~25.1㎞/L
新型ハスラーの燃費は、マイルドハイブリッドによって軽トールワゴンとしてもトップクラスの低燃費となっています。特に郊外モードと高速道路モードでは突出しており、ロングドライブも安心して出かけられますね。
エンジン
■ターボ車
最高出力:47(64kW)/6,000rpm
最大トルク:98(10.0N・m)/3,000rpm
■NA車
最高出力:36(49kW)/6,500rpm
最大トルク:58(5.9N・m)/5,000rpm
■新型ハスラー ターボ車
新型ハスラーのNA車も、新開発のR06D型エンジンを搭載し、さらに全車にマイルドハイブリッドシステムが搭載されたことで、バッテリー充電された電力が加速時にモーターアシストされ、低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現しています。
そしてターボ車は、圧倒的な動力性能を備えており別次元の加速と高速でのクルージングゆとりがあります。
新型ハスラーのターボ車は、パワフルな走りを可能にする初代のインタークーラー付きのR06A型が継続搭載され、モーターアシストは加速性能には直接影響しないとは言うものの、エンジンの停止状態から始動状態への切り替えも自然で、爽快な加速性能が味わえます。
■新型ハスラー MT車はあるの?
初代ハスラーに設定されていた5速MT車ですが、新型ハスラーでは設定されませんでした。根強いファンがいたものの台数は少なく、CVTに一本化することでコストの削減を図ることになりました。
■新型ハスラー 内装
新型ハスラー
内装は、先進的でワクワクするインテリアデザインとなっており、3連インパネカラーガーニッシュを採用し、上下のバーでガーニッシュを挟み込むことで力強い骨格を表現し、ドアトリムとともにボディカラーにより異なカラーパネルとなっています。
液晶メーターには、視認性とアニメーションにもこだわった4.2インチカラーを採用。シートは縞鋼板柄のシート表皮に、車体色に対応した3色のカラーアクセントを採用しました。
■新型ハスラー 外装
エクステリアは個性的なキャラクターとタフで力強いスタイルを融合させ、丸型ヘッドランプとスクエア基調のグリルでひと目でハスラーとわかるデザインながらも、厚みのある顔周りを表現しています。
立てぎみのピラーとロングルーフによるスクエア型の大きなキャビンで、力強く、頑丈なイメージを持たせ、強く深みのあるボディー断面とリヤクォーターガラスを設置して、広い視界をも確保しました。
■新型ハスラー カラーは11色
新型ハスラー
新型ハスラーのボディカラーは全11色あり、モノカラーが5色、2トーンカラーが6色あり、2トーンカラーはルーフがガンメタリックとホワイトとなりそれぞれに3色の組み合わせとなります。
また、2トーンカラー
仕様は44,000円高となっています。
■新型ハスラー HEARTECT(ハーテクト)とは
HEARTECT
新型ハスラーが採用するHEARTECT(ハーテクト)は、軽量化と高剛性を追求したスズキの新世代プラットフォームです。
アンダーボディーを合理的でシンプルな構造として、サスペンション部品を骨格の一部として利用するなど、補強部品を減らしながら基本性能の向上と軽量化を両立しています。
そのため新型ハスラーでは、初代モデルよりホイールベースを長くすることができ、後席の居住性能が飛躍的に向上させることができました。
■新型ハスラー デュアルカメラ・ブレーキサポート搭載
新型ハスラーの先進安全装備は、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキを採用し、夜間の歩行者も検知する機能が加わった衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」が採用されます。
また、誤発進抑制機能(前後)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ハイビームアシスト、一時停止標識の認識を追加した標識認識機能、後退時ブレーキサポート、リヤパーキングセンサーも採用されています。
スズキ軽初「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]」をターボ車に設定
さらに、ターボ車には、全車速での追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱抑制機能をスズキ軽で初採用しています。
■新型ハスラー グレード別価格
ハスラーハイブリッドG
2WD:1,365,100円 4WD:1,466,930円
(スズキ・セーフティサポート非装着車はマイナス84,700円)
ハスラーハイブリッドGタ-ボ
2WD:1,459,700円 4WD:1,593,900円
ハスラーハイブリッドX
2WD:1,562,000円 4WD:1,696,200円
ハスラーハイブリッドXタ-ボ
2WD:1,612,600円 4WD:1,746,800円
■新型ハスラー 中古車価格
スズキ 新型ハスラー
中古車価格:130万円~220万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2020年2月現在)
人気モデルだけに非常に高い相場となっています。
しかしながら、新型ハスラーが好調な販売を示しているだけに、今後大量の車台ハスラーの下取り車や買取車が市場に流れ込み供給過多になる可能性があります。
そうなると相場も下がり、中古車が買いやすくなるため、中古車を狙いならもうしばらく待った方が良いかもしれません。
■新型ハスラー おすすめグレードはハイブリッドGプラスオプション
新型ハスラー
おすすめグレードですが、装備の充実した上級グレードは魅力的ですが、見た目と機能は下位グレードでもほとんど変わりません。そこで、スタンダードモデルのハイブリッドGを選択、オプションの「4スタイル」の中から、レトロポップな”ナチュラル”を選んでみましょう。
・サイドデカール;35,805円
・リアデカール:11,330円
・デコステッカー:3,795円
3点の合計で50,930円ですが、これだけでかつてのアメリカンSUVのようなクラシックイメージ見なってカッコイイこと請け合いです。
■新型ハスラー 発売日は
2019年12月24日に発表され、2020年1月20日より発売されました。先代のハスラーが2014年1月に発売されたので、約6年というモデルサイクルを考えれば、今から6年近くは最新モデルとして乗ることが出来ます。
平均で4~5年で買い替えるとすれば、現行モデルである間に下取りや買取に出すことが出来るので、非常に高い価格で売ることが出来ます。
■新型ハスラー 予約状況は
新型ハスラーは2020年1月20日の発売以前に11月11日より先行予約受付開始されていました。新型ハスラーの場合は2万台近い予約受注が入ったとされており、旧モデル顧客の代替え促進が中心となります。
現在、この事前予約された人から納車が始まっています。
■新型ハスラー 納期はどれくらい?
2月現在の新型ハスラーの納期は平均2〜4ヶ月待ちで、6月にはほとんどの車種が納車されます。ただし、中には納期が意外と早いグレードやボディカラーもあり、販売店の営業さんに納期の早まりそうなグレードを教えてもらうといいでしょう。
スズキの新型ハスラー 発売後の反応はどう?
■売れ行きは?
新型ハスラーの販売目標台数(月間)は6,000台。2020年1月の新型ハスラーの販売台数は5534台となっており、これでも12月の4365台に対して126.8%と大きく伸びています。
しかし、新型ハスラーは1月20日から納車が始まったことから、実質1週間ほどの営業期間での結果であり、後は旧型モデルの数字なのです。それでもこの台数ですから、新型がフルにカウントされ、2万台とされる予約受注分が、一気に納車が始まる2月には相当な台数になることが予想されます。
■売れ筋のグレードは?
新型車の売れ筋グレードは装備が充実した最上級グレードになる傾向があります。また、ボディカラーもCMなどで使われるメインカラーの、バーミリオンオレンジとガンメタリック2トーンも人気が高いと予想されます。
メーカーもそれを見越して生産しているはずですが、他の組み合わせも一定数生産するので、このグレードとカラーを外せば納期が早まる可能性があります。
■ライバル車は?
初代のハスラーで軽SUVという新しいジャンルを創出したハスラーには、明確なライバル車はこれまで存在しませんでした。唯一ダイハツが「キャスト」に、アクティバというハスラーと同様のテイストのモデルを発売しましたが、目立った販売成績を上げられずに終わっています。
新型となった現在は、三菱が「ekクロス」や「ekクロススペース」というSUVっぽい顔つきのモデルで注目を集めていますが、新型ハスラーのライバルとはなりえていません。
もしライバルを上げるとすれば、それは身内のスズキ「ジムニー」、もしくは初代の「ハスラー」に他なりません。新型の姿がメディアに出た後も好調な販売を続けていただけに、中古車や新古車人気が急騰しています。
新型ハスラーがよりアクティブで角ばった、ジムニーのようなオフローダーらしいスタイルになったため、初代のかわいらしさに好感を持っていた女性たちは中古車に流れる傾向がみられます。