トヨタのハイブリッド車は快適に走行できる
トヨタ ヤリス
トヨタは量産車にハイブリッドモデルを搭載したプリウスを発売してから、ハイブリッドシステムの進化と熟成を重ねており、そのレベルは高い次元にあります。エンジンからの動力をタイヤを駆動させるだけでなく、発電機にも伝えられ、走行するために駆動するだけでなく発電も同時に行います。
電池容量が十分にある状態なら、発進はモーター駆動のみで行いますし、エンジン駆動とモーター駆動を併用することも可能です。走行シーンに合わせて効率よく走行するために、制御しているのです。
現行モデルに搭載されているのは「THS-II」というシステムで、EV走行でも100km/hを超えるなど高い性能を実現しています。
トヨタのハイブリッド車おすすめ7選
トヨタのハイブリッド車のおすすめモデルをご紹介します。それぞれのモデルの特徴やおすすめポイントを見ていきましょう。
■トヨタ アクア
トヨタ アクア
コンパクトなハイブリッドカーであれば、アクアが良いでしょう。なんといっても燃費性能が非常に高く、WLTCモードの燃費でも最高29.8km/Lを誇っている車種です。通常カタログ燃費と実燃費には、大きく乖離することが多いですが、WLTCモードのカタログ燃費は実際に使用するシーンと近くなります。これほど燃費が良いのは、家計にも嬉しいものですね。
また低重心なので、走行安定性にも優れています。全高が高いとどうしても横風にあおられてしまいがちですが、コンパクトなボディであるアクアなら走行時の安定性が優れています。
《写真提供:response》トヨタ アクア 特別仕様車 Sビジネスパッケージ 専用デッキボード
コンパクトなボディですが、十分なラゲージスペースがあるのも特徴です。大きな荷物を購入したときには、リアシートを倒して広い空間を作ることもできます。
アクアの魅力は、コンパクトで最小回転半径も4.8mと取り回しがしやすく、低燃費なことでしょう。普段の通勤や買い物では大きな車が必要ではないという方も多いはず。できる限り燃費の良い車に乗りたい方には、プリウスや他のモデルよりもコンパクトなアクアが良い選択肢となりそうですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,050mm×1,695mm×1,455mm | |
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ホイールベース | 2,550mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 27.2~29.8km/L | |
車両価格 | 165.3万円~237.3万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ プリウス
トヨタ プリウス
言わずと知れたトヨタのハイブリッドカーです。ハイブリッドカーのパイオニアともいえるモデルで、街中で走行しているのを見かけることも多いでしょう。プリウスの特徴は、燃費の良さです。
トヨタの自慢のハイブリッドシステムが搭載されており、WLTCモードの燃費で最大32.1km/Lを実現しています。優れたハイブリッドシステムは効率化を積み重ねたことにより、徹底した低燃費が可能となりました。
燃費が良いだけでなく、高剛性で高強度なボディは、操縦安定性が高くなっており、静粛性にも寄与しています。静かで快適なドライブ空間となるのです。またリアのダブルウィッシュボーン式サスペンションも安定した走りにプラスとなります。
《写真提供:response》トヨタ プリウス 特別仕様車 S セーフティプラスII
コネクテッドサービスが利用できるのも、プリウスの特徴です。T-Connectの契約が必要となりますが、「マイカーSecurity」や「ヘルプネット」を利用でき、スマホアプリと連動させて離れていても車を見守ることができたり、エアバッグが作動したときに自動でオペレーターに接続するなど、便利に利用できます。
Toyota Safety Senseも標準装備されており、安全に運転でき、最新技術を体験できるモデルとなりますね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,575mm×1,760mm×1,470mm | |
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ホイールベース | 2,700mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 25.4~30.8km/L | |
車両価格 | 約236万円~約331万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ カムリ
トヨタ カムリ
カムリはトヨタの上級なセダンという位置づけ。特に北米市場での人気が高い車種ですが、現行モデルはハイブリッド専用車種となっており、スタイリッシュでスポーティなセダンとなりました。力強さを感じさせられるだけでなく、品の良さもあるデザインです。
また先進性があるコックピットで便利で快適なドライブが可能です。例えば、9インチティスプレイオーディオはスマートフォンと連携させて、スマホアプリを操作できるようになりますし、ドライバーの視線移動が最適化されているので、運転に集中できるコックピットとなっています。
《写真提供:response》トヨタ カムリ
熱効率の良く、高出力の2.5Lガソリンエンジンハイブリッドシステムは、優れた動力性能を見せてくれるだけでなく、WLTCモードでエントリーグレードなら27.1km/Lの低燃費も実現しました。
総合力に優れたセダンであり、348万円~という手ごろな価格で上質なセダンに乗れるのが特徴でしょう。カローラよりもちょっと上のクラスのセダンに乗りたい方におすすめですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4885-4,910mm×1,840mm×1,445mm(E-Four1,455) | |
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ホイールベース | 2,825mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 21.6~27.1km/L | |
車両価格 | 約317万円~約425万円 |
※価格は税抜き価格です
■トヨタ カローラ ツーリング
《写真提供:response》トヨタ カローラ ツーリング
トヨタの定番車種であるカローラがフルモデルチェンジしたときに、カローラとカローラ ツーリングが販売されました。2019年9月に発売されてから、安定した人気を誇っています。もちろんコンパクトカーやミニバンは変わらない人気がありますが、現在では希少なステーションワゴンの中では、一定の人気があるといえます。
採用されているプラットフォームはTNGA思想にもとづくGA-Cプラットフォームとなっており、低重心でかつスポーティな走りを支えるものです。世界の道を走って開発したことにより、楽しい走りを実現しているサスペンションとなっています。3ナンバーサイズになって、横幅が広がったことも安定した走りに影響しているでしょう。
《写真提供:response》トヨタ カローラ ツーリング
ステーションワゴンらしい、容量が大きなラゲージスペースも特徴です。荷室容量はVDA法で392L、シートアレンジによっては最大802Lの大容量を確保しており、アウトドアに出かけるときでも十分なスペースがあります。
スマホと簡単に接続できるディスプレイオーディオやレジャーで便利なAC100Vコンセントなども便利です。ステーションワゴンの使い勝手の良さが活かされるシーンが多いなら、ぜひおすすめしたいモデルです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,495mm×1,745mm×1,460mm | |
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ホイールベース | 2,640mm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリン/直列4気筒ターボ/直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 14.6~29.0km/L | |
車両価格 | 約183万円~約273万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です。
■トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリス
トヨタの人気コンパクトカーであるヴィッツが海外仕様の車種名だった「ヤリス」に名前を統一しました。全世界で名前を統一したヤリスは、1999年に発売された初代ヴィッツから数えて4代目のモデル。
1.0Lガソリンエンジンの他に、1.5Lガソリンエンジン、また1.5Lガソリンハイブリッドモデルも設定されており、豊富なパワートレインから選択できます。CVTの他に、1.5Lエンジンモデルなら6MTも選択できるのも特徴です。
トヨタ ヤリス
スポーツカーとまでいかなくても、運転する楽しみを体感できるモデルですね。ヤリスの基本性能は高くなっており、その実力は世界ラリー選手権(WRC)での活躍で折り紙付きです。国内でもヤリスカップというワンメイクレースも開催されているほど。
ハイブリッドモデルを選択すると、非常に燃費も良く、WLTCモードで最高36.0km/Lとなっています。燃費の良い走りでありながら、運転も楽しめるという魅力あるモデルです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,940mm×1,695mm×1,500mm(E-Four・4WD1,515) | |
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ホイールベース | 2,550mm | |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリンエンジン/直列3気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 19.2~36.0km/L | |
車両価格 | 約127万円~約229万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です
■トヨタ RAV4
トヨタ RAV4
RAV4は人気のSUVモデルですが、特に現行モデルはアクティブに使うことに特化したモデルとなっており、魅力を高めています。例えばAdventureというグレードなら、専用パーツが装備されることで、よりオフロードに強い印象を与えてくれます。
搭載されるシステムも悪路で力を発揮してくれるもので、マルチテレインセレクトならオフロード走行時に路面状況に応じて、駆動力やブレーキを適正に制御。オフロードや滑りやすい路面で安心して走行したり、悪路を走破したりしてくれます。
トヨタ RAV4 Adventure(アドベンチャー
4WD総合制御は、走行状況に応じて駆動力、4WD、ブレーキやステアリングを制御してくれる機能です。安定した姿勢で走行できるようにサポートしてくれます。
アウトドアに出かけるときに荷物が多くても、クラストップレベルのVDA法で580Lの容量を誇るスペースがあります。広さと使い勝手に配慮されているので、たっぷり荷物を収納可能えす。
悪路でも安心して走行できる機能もあるので、アクティブに車を使いたい方におすすめのモデルですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,600(Adventure4,610)mm×1855-1,865mm×1,685mm-1,690mm) | |
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ホイールベース | 2,690mm | |
エンジン種類 | 2L直列4気筒ガソリンエンジン/2.5L直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 15.2~21.4km/L | |
車両価格 | 約249万円~約366万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です。
■トヨタ ハリアー
トヨタ ハリアー
トヨタの高級SUVであるハリアー。SUVに都会でのラグジュアリー性をプラスした流行を作ったモデルともいえるでしょう。2020年6月に発売された現行モデルは、上質感と高級感がアップしており、高級SUVに乗りたい方におすすめのモデルです。
特に新型ハリアーでは、SUVでも乗り心地のよさが特徴となっています。エンジンやプラットフォームはRAV4と共通となっていますが、乗り心地に配慮した足回りとなっているので、安定して走行できます。
《写真提供:response》トヨタ ハリアー
ハイブリッド車であれば、モーターによる駆動で3LNAエンジンに相当するほどのパワーで走行可能です。上質感があり滑らかな加速を楽しめるでしょう。
アクティブに使いたい方ならRAV4という選択肢ですが、街乗り重視であれば高級感があるハリアーがおすすめですね。
普段の使い方に合わせてアクティブに使うことを重視するか、ラグジュアリーな雰囲気を重視するかによって車種を選択できます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,740mm×1,855mm×1,660mm | |
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ホイールベース | 2,690mm | |
エンジン種類 | 2L直列4気筒ガソリンエンジン/2.5L直列4気筒ガソリンエンジンハイブリッド | |
WLTCモード燃費帯 | 14.7~22.3km/L | |
車両価格 | 約272万円~約458万円 |
※情報は2021年5月現在 トヨタ公式サイトより
※価格は税抜き価格です。
まとめ
トヨタのハイブリッド車をご紹介してきました。トヨタのほとんどの車種にはハイブリッドモデルが設定されていますので、ジャンルごとにお気に入りの車を見つけることができますね。プリウスが発売されてから、着実に進歩しているハイブリッドシステムですので、どのモデルでも低燃費の走りを楽しめるでしょう。豊富な選択肢から自分にぴったりの愛車探しの参考にしてください。