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車のリム(Rim)ってなに?ホイールの選び方も解説

車のリム(Rim)ってなに?ホイールの選び方も解説

リム(Rim)とは英語の単語で円形のものの縁を指す言葉です。そして車でもリムという言葉が使われています。今回は、車のリムについてご説明していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


リムってどの部分?

ホイールのリム部分

ホイールのリム部分

自動車をはじめ、鉄道やオートバイ・自転車などに付随している車輪の外縁部分のことをリムと呼びます。

リムは車輪の全体的な形状を支える硬質の円環であり、ホイールの外周部分にあたり、タイヤに覆われる箇所でもあるため通常の状態では隠れて見えていません。

車のリムとは

TEAM DAYTONA M9

TEAM DAYTONA M9

自動車用語でリムと言うと、ほとんどがホイールの外側部分を指しています。先述の通り、普段はタイヤに隠れていて見えておらず、言い替えればホイールにおけるタイヤをはめ込む部分です。

車体の横側からホイールを観察してみると、中央にボルトを留めている穴があります。そして車輪の外側に向かって棒状のものが7〜8本張り巡らされていたり、丸い穴が空けられた板が仕掛けられているなど、ホイールごとに個性があることでしょう。

その外側の部分、タイヤをはめ込むためにへこんだ箇所がリムにあたります。自転車やバイクの車輪も同様に、車輪の中央部分から外側に向けて支柱が張り巡らされており、外縁部分にはタイヤをはめ込むための窪みが存在します。

リム径・リム幅について

アドバン・レーシングGTプレミアム・バージョン

アドバン・レーシングGTプレミアム・バージョン


車輪の外側部分、車を側面から見た際に円の最も外側にあたる部分の直径がリム径です。タイヤをはめ込む部分である、窪みの幅はリム幅と呼ばれます。

これらの数値は、ホールサイズの仕様欄に明記されています。多種多様なホイールが存在しますが、どんな車でも全てのホイールを付けられるという訳ではありません。

その車にマッチしたホイールを選び、走りに最適なホイールを選ぶ必要があります。

ここからは、リムの数値を踏まえつつホイールの選び方を見ていきましょう。

リム径からのホイールの選び方

モトリズモTS-6

モトリズモTS-6

タイヤのサイズを変更する場合、それに伴いホイールの変更も必須となります。ルックスの向上はもちろんのこと、軽量ホイールを選択すればバネ下重量の軽減により、運動性能や燃費までアップします。

そこで重要となるのが、リム径といったホイールの表記事項です。わずかなサイズの差異で、履けないケースもあるため注意が必要です。

リム径とはホイールの直径のことであり、インチ径と呼ばれることもあります。1インチは2.54cmであるため、たとえば18インチなら直径45.72cmです。

インチ数を大きくすることを大径化、又はインチアップと呼び、反対に下げることを小径化もしくはインチダウンと言います。車種によって使えるホイールのインチ径の上限、もしくは下限があるため注意してください。

一方ホイールの真横から見た、タイヤがはまる部分の長さをリム幅と言い単位はリム径と同様でインチです。一般的には0.5インチごとに設定されていることが多く、この数値が大きいほど太いタイヤを履くことができます。

ただ車ごとに適正サイズがあり、細すぎるのはもちろん太すぎても車体に干渉するため、こちらも要注意です。

他にもボルトの穴数や、ボルト穴の中心同士を結んだ円の直径を示すPCDの数値も同様にチェックしましょう。

タイヤからホイールを選ぶ

タイヤを交換する際にインチアップ、もしくはダウンを検討しているならば選ぶホイールも自ずと絞られてきます。

その理由はタイヤに組み込む、ホイールのリム幅に適合サイズが決まっているからです。適合サイズが決まっている要因として、タイヤの実寸と空気圧による差異が挙げられます。

組み込んだ後のタイヤ外径と外周の高さの数値は異なる点、メーカーやモデルによって幅が異なる点も大きいです。また安全性を高める上でも、適合サイズのタイヤとホイールの組み合わせを選ぶのは重要です。

たまに太いホイールに対して、細いタイヤを引っぱり気味に装着した車が見られますが、タイヤが外れたり片側の摩耗によるバーストを引き起こす危険性があります。

こういった事故を未然に防ぐためにも、タイヤとホイールを選びは慎重に行いましょう。ただいくら適合サイズを守っていても、フェンダーなどに干渉してしまうケースもあります。

タイヤサイズの適合範囲内であっても、メーカーや車種によってはハンドルを切った際にフェンダーやブレーキホースに触れてしまう可能性があるからです。

適合サイズだからと言って安心せず、あくまで目安とした上で自動車メーカーが指定する基準値を参考にしてください。

ホイールからタイヤを選ぶ

タイヤ交換を検討している際、ホイールから選ぶという方法もあります。官製はがき1枚ほどの面積で重たい車体を支えるタイヤは非常に重要なパーツですが、ホイールはタイヤ本体と違って装飾的な役割が強く軽視されがちです。

しかしホイールの素材を見ても、アルミか鉄製かで重量が変わり、走りやすさや燃費にも影響するため軽視すべきではありません。

実は乗り心地に強く影響することもあり、ホイールも重要なパーツです。その際に考えるべきなのは、基準点を決めることです。

目的はドレスアップであるのか、走行性能であるのかで選び方は大きく変わります。理想を言えばルックスと走行性能を兼ね備えたタイプがベストですが、予算との兼ね合いもあります。

もし迷ったらカー用品店やディーラーの担当者など、信頼できる人に相談すると良いでしょう。気をつけたいポイントとして、重量が挙げられます。特に鋳造のホイールの場合は、サイズが大きくなるほど重量が増えてしまいます。

インチアップを行った後は、乗り心地が落ち着かなくなるケースは少なくないためバランスの良いホイール選びが肝心です。

タイヤで選ぶかホイールで選ぶか

タイヤもホイールも、交換するだけで車の走行性能やルックスが大きく変わります。どちらから選ぶのも良いですが、しっかりと目的と選ぶための基準を決めてから選ぶと迷うことが少ないです。

ホイールを選ぶ上で大切なのは、愛車のサイズをきちんと把握しておくことです。調べずに先に選んでしまうと物理的に装着できなかったり、たとえ装着できたとしてもフェンダーに干渉したりといった恐れがあります。

それでも加工して、無理矢理装着することは不可能ではないものの、余計な手間や出費がかかるのは免れられません。

まずは何より、愛車のホイールサイズを確認することが大切です。タイヤから選ぶ際には、既存のホイールを流用するのか新しく購入するのかを決めてください。

両方とも新しくする場合はホイールサイズを確認し、ホイールに合わせてタイヤを探すのであれば適合サイズであることとフェンダーに干渉しないことを調べる必要があります。

深リムの効果

アドバン・レーシング RS-D

アドバン・レーシング RS-D

近年トレンドとなっているのが、純正ホイールより太くする深リムというカスタムです。車体のメーカーと異なる会社のホイールを交換する文化であり、ドレスアップの満足感が得られる手法として以前より人気がありました。

ここからは深リムで得られる効果のメリットと、覚えておきたいデメリットについて見ていきましょう。

深リムのメリット・デメリット

深リムはドレスアップ車の定番とも言えるカスタムであり、見た目の重厚感・迫力が得られます。後ろから見た時のボリューム感が増すのも、その動機となることが多くメリットの1つです。

通常の道で走行している際、太くなることにより安定性が少し増すという点も利点と言えるでしょう。

一方で太いホイールに交換した場合、轍にハンドルが取られやすいというデメリットがあります。またホイールが重くなるため、ハンドルの重さが増したり燃費に多少なりとも影響が出るという面も挙げられます。

タイヤの選択によっては引っぱり気味となるため、空気圧の管理が少しシビアになるという点も見逃せません。また別のメーカーのホイールを使う際、内輪差でホイールのリムを当てやすくなる点にも注意したいところです。

まとめ

ジムニー専用ホイール タイプ-J DTS

ジムニー専用ホイール タイプ-J DTS

タイヤに適合するリム幅のホイールを選ぶことは、見た目や乗り心地だけでなく操縦の安定性を維持する上でも重要です。

ただし適合サイズであっても、メーカーや車種によってはフェンダーに干渉することもあるため、タイヤとホイールの数値だけに頼らずメーカー推奨の数値も参考にしてください。

また広いリム幅のホイールに、細めのタイヤを引っぱり気味に取り付けてしまうと、乗り心地が不利なだけでなく偏摩耗によりバーストを起こしやすくなります。

ドレスアップ効果も目的の1つであるとともに、車の安全性も重視しながらタイヤとホイールを選ぶようにしましょう。

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