BMW 530e とは?
BMW 530e
BMW 530eはドイツに本社があるBMWの5シリーズの7代目モデルの中の一つです。
2017年1月12日、セダン(G30)が日本市場向けに発表され、日本市場へは「523d」、「530i」、「540i」、「530e」及び「523i」の5モデルが導入されることが発表されました。
また日本向けにはガソリンとディーゼルエンジンに加え、プラグインハイブリッド「530e iパフォーマンス」を追加すると発表当初からいわれていました。
先代モデルの5シリーズには、「アクティブハイブリッド5」というハイブリッド車がラインナップされていましたが、こちらは電気モーターのみの走行距離が最大4km程度であり、外部電源による充電もできないハイブリッドモデルでした。
しかし「530e iパフォーマンス」は、電気モーターのみで最大50kmの航続距離と、外部電源による充電が可能なプラグインハイブリッド車となり、前者とは別物としてデビューしたのです。
530eは2.0ℓの4気筒ガソリン・エンジン(184ps)を前に積み、普段はトルク・コンバーターが位置する、8速オートマティック・トランスミッションのベル・ハウジングに112psを発する電気モーターを搭載しています。
そして3時間以内に充電を完了できる、9.2kWhのバッテリーを後部座席の下に配置し、46ℓを確保する燃料タンクをリア・アクスルの外側に置くというスタイルになっているのが特徴です。
BMW 530e のスペック
スペックに関しては次の通りです。
エンジン | 直4 DOHCターボ |
トランスミッション: | 8速AT |
駆動方式 | FR |
エンジン最高出力 | 135kW(184ps)/5000-6500rpm |
最大トルク | 290Nm/1350-4250rpm |
モーター最高出力 | 83kW(113ps)/3170rpm |
モーター最大トルク | 250Nm/0-3170rpm |
加速性能(0~100km/h) | 6.2秒 |
電動航続距離: | 52.5km |
サイズ | 4,945x1,870x1,480 |
ホイールベース | 2,975mm |
また気になる燃費ですがJC08燃費が17,4km/Lとなっています。
BMW 530e のエクステリア
BMW 530e
BMW 530eのエクステリアは、一見すると通常の5シリーズセダンとなんら変わらないように見えます。
しかし、キドニーグリルにはブルーのインレイがあしらわれたエアベントコントロールが備わり、標準で18インチ、オプションで最大20インチまで用意されるアルミホイールには、ブルーの縁取りが施されたBMWセンターバッジが装着されています。
また充電ソケットの下にiPerformanceを示す「i」のモデルエンブレムが取り付けられています。
そしてボンネットを開けると「e Drive」とレタリングされたエンジンカバーが目に飛び込んできて、このクルマが電気で走るクルマであることを主張しています。
BMW 530e のインテリア
BMW 530e
インテリアは基本的に他の5シリーズと同じですが、メーターパネルには回転計の代わりにパワーメーターが備わっています。
またセンターコンソールには「スポーツ」、「コンフォート」、「エコプロ」の3モードを備えた「ドライビング パフォーマンス コントロール」の切り替えスイッチの他、「オート」・「マックス」・「バッテリーコントロール」という3モードの切り替えができる、「eドライブボタン」が備わっている点などが新たに変更された部分です。
同じくセンターコンソールには、ワイドな10.2インチディスプレイが備わっていて、画面はタッチパネル式になっていて、スマートフォンのような直感的な操作も可能です。
BMW 530e の評判・口コミ
PHEVの多くは、満充電の場合積極的にバッテリーを優先して使うように設計されているように思える。BMWの場合、オートeドライブ、マックスeドライブ、それにバッテリーコントロールという3つの走行モードがあって、デフォルトはオートeドライブ。つまりスタートボタンを押した時は、このモードが自動的にセレクトされる。そして走り出すとほぼ無音の電気モーターで走行開始。よほどアクセルを踏み込まない限り、エンジンが介入することはない。
と、とても静かな車であることがわかります。
どこでも走るのにはおすすめできます。
BMW 530e の価格
BMW 530eの新車価格は 税抜792万円、
中古車価格は約430万円~約770万円となっています。
中古価格でもかなり高額ではありますが、新車の半額程度で購入できることもあります。
新車価格で手が出ない方は中古価格で探してみてはいかがでしょうか。
BMW 530e は非常に完成度の高い車
BMW 530e
このクルマの静粛性の高さは目を見張るほどです。これは他の5シリーズセダンも共通ですが、最もこのメリットを体感できるのが530eです。
EV走行時はエンジンからの振動やノイズがなくなるので、他のモデルよりもわかりやすい魅力となります。
5シリーズのラインナップは4気筒ガソリン、同ディーゼル、6気筒ガソリンと多彩ですが、中でもこの530eは6気筒以上に軽々と加速をもたらし、燃費も優れ、走行フィールも低重心を生かした快適なものになっています。
そういったことを踏まえると、この530eは5シリーズセダンの中ではとても完成度が高いクルマだといえるのではないでしょうか。