ドライブレコーダーとは
■車載機器の一種
JVCケンウッド DRV-MR745
ドライブレコーダーとは車載機器の一種です。最近では自動車メーカーがオプション装備として用意するくらい、普及しています。
より安全な運転、そしていざというときの自身の身を守るためには必要不可欠な車載機器です。
■ドライブレコーダーの役割とは
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーの役割は、車を運転している際や駐車している際に発生した事故や盗難などを録画することです。
ドライブレコーダーには撮影機能と録画機能の2つが採用されています。撮影することはもちろんですが、事故が発生した時の衝撃や事故回避のためなどに急ブレーキをかけた際などの衝撃を感知してその瞬間の映像とその前後の映像を保存してくれます。
ドライブレコーダーの録画の種類
■常時録画タイプ
ドライブレコーダーの録画にも種類があります、その1つが常時録画タイプです。
常時録画タイプとはエンジンを始動させてからエンジンを停止する前、継続的に録画をする方法になります。
常時録画の特徴はSDカードの容量を超えた時点で古い映像が新しいものへと上書きされることです。例えば容量2時間分のドライブレコーダーで3時間のドライブをした場合、最終的に残っている録画映像はエンジンを止める前の2時間のみとなります。
■イベント録画タイプ
もう1つの録画タイプがイベント録画です。
イベント録画とは事故や急ブレーキがかかった時に反応して自動的に録画をする方法になります。事故で障害物や他車とぶつかった時や急ブレーキを踏んだ際に発生する衝撃などをドライブレコーダーに内蔵されているGセンサーが感知して、その前後の動画を自動的に保存するのです。
常時録画タイプとは異なり、こちらは上書きされる心配がありませんので、交通事故の過失割合を決める重要な証拠として効果を発揮します。
■駐車監視機能(パーキングモード)というものもある
駐車
駐車監視機能(パーキングモード)は駐車をしている間でもドライブレコーダーが録画を続ける機能です。
駐車監視機能は車が動いていない状態でもドライブレコーダーが録画をすることとなるため、例えば駐車場で当て逃げ被害に遭ったときに逃げた相手の車両情報を入手できる可能性が高くなります。
それに加えて、車上荒らしのような泥棒が車内に侵入しようとしたときなども録画をするため、犯人の特定につながる可能性もあり、そもそもドライブレコーダーが動いていることによってそのような被害を回避することにもつながるのです。
駐車監視機能にも常時録画タイプとイベント録画タイプがあります。
ドライブレコーダーを車に装着するメリット
■事故発生時の映像を残すことができる
ドライブレコーダーを装着するメリットの1つは事故発生時の映像を残すことができる点です。
事故が発生した時の映像を残すことができるということは、その事故の様子を客観的に映して残すことができます。つまり、その事故における過失割合を明確にしてすることができるのです。
例えば相手の信号無視が原因の交通事故が発生した場合、ドライブレコーダーがないと相手がゴネて事故処理が遅れてしまう可能性も懸念されます。しかし、ドライブレコーダーで相手が信号無視をしたことが明らかになれば、事故処理も円滑に進みます。
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■あとから動画を見返すことができる
2つ目のメリットは動画を見返すことができることです。
この場合に見返すこととなる動画はドライブレコーダーが衝撃を感知して保存した上書きされない動画になりますから、ヒヤリとした場面で何が原因となったのか、それを未然に防ぐことはできたのか、といったことを復習することができます。
これによって運転時の安全意識がより高まり、より安全で楽しいドライブライフを送ることができるのです。
■安全意識への気持ちがより高まる
3つ目は安全意識への気持ちがより高まることです。
ドライブレコーダーが自分の車に装着されていること自体が、安全運転に努めようという心の現れでもあり、それにドライブレコーダーのお世話にならない安全な運転を心懸けるようになります。
ドライブレコーダーを選ぶ際に押さえたいポイント
■① 綺麗に写るかどうか
ドライブレコーダーを選ぶ際のポイント1つ目は綺麗に写るかどうかです。
ドライブレコーダーの録画映像の画質が良ければ良いほど、事故時の様子を鮮明に映し出すことができます。相手車両のナンバープレートや信号の色などがはっきりと映っていれば、身の潔白を証明することにもつながりますし、当て逃げであればその後の犯人捜索にも有効です。
画質の良さを判断する基準として、次のような点をチェックしましょう。
・画素数:100万画素から300万画素など色々あります、総じて200万画素は欲しいところです。
・画質:FULL HD以上が推奨
■② 白飛びしない・夜間時における見えやすさ
2つ目は白飛びしないことと夜間時における見えやすさです。
白飛びとは太陽の光などで明るくなったときに映像が一時的に白く映ってしまうことで、重要な場面で白飛びしてしまうと大切な情報を失ってしまうことが懸念されます。HDRやWDRという機能がついているモデルだと白飛び対策に有効です。
また、夜の運転時は日中よりも暗くて見にくいですから、そのような時でも鮮明に映像を映し出すドライブレコーダーが必要となります。夜間機能がついているモデルだとより鮮明に映すことが可能です。
■③ カメラの撮影範囲
3つ目はカメラの撮影範囲です。
ドライブレコーダーに搭載されているカメラは種類によって撮影範囲が異なります。
例えは、前後それぞれにカメラを取り付けるタイプと前方だけに設置するタイプといった感じで違いがあるのはイメージしやすいですが、カメラによっては前方を主に撮影するタイプと360°全体を撮影するタイプがあるのです。
そのため、どれだけの範囲を映すことができるのかをスペック表などを参考にした上で購入することがポイントとなります。
【おすすめ】ドライブレコーダーの紹介
■ユピテル DRY-ST3100P
ウェブ限定でユピテルが製造・販売している1カメラタイプのドライブレコーダーです。
FULL HD(200万画素)でGセンサーと常時録画機能の両方を搭載しています。価格も13,000円台で比較的お買い得です。音声記録機能や手動録画機能、そしてHDRなども搭載されています。
駐車監視は別売りオプションにて利用可能です。駐車監視の際には車両バッテリーから電力を供給するため、電圧を監視する機能も搭載されています。
レンズ画角は対角148°、最大記録画角は対角130°(水平108°、垂直56°)です。
シガープラグで簡単に取り付けることができる点も魅力的です。
■ユピテル SN-HQ90d
次に紹介するのはユピテル SN-HQ90dです。
このドライブレコーダーの大きな特徴は超広角レンズが採用されている点で、水平150°・垂直240°という範囲を撮影することができます。前方方向はもちろんのこと、レンズを下方向に向けることで車内・後方の撮影も可能です。
高感度・高画質が特長のSTARVIS技術も採用されているので、暗所でもはっきりとした映像を残します。
また、無線LANが内蔵されています。専用の無料アプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードすることで、映像の確認やそれらでドライブレコーダーの操作が可能です。
■ケンウッド DRV-MP740
ケンウッド DRV-MP740は2カメラタイプのドライブレコーダーです。
前方を撮影するカメラと運転中の室内を撮影する2つのカメラが用意されています。
常時録画・イベント記録・手動録画・静止画記録といった基本的なドライブレコーダーの機能を搭載するほか、210万画素フルハイビジョンカメラで画質もよく、はっきりとした映像を録画してくれます。
別売りの車載電源ケーブルCA-DR150を使えば最長24時間録画も可能です。
無償のビューアーソフトが専用に用意されていて、それを使えばパソコンで録画を再生することが可能です。
前方の録画と車内の録画をしたい人にオススメなドライブレコーダーとなっています。
■ケンウッド GC-BR21
ケンウッド GC-BR21はリア専用として販売されているドライブレコーダーです。
このドライブレコーダーで撮影された動画をスマートフォンへ転送することができるようになっていて、その場ですぐに確認することができるなど、事故後のプロセス効率化にも貢献します。
Wi-Fi機能付きでライブモニター利用や動画の転送・保存もスマートフォンですぐにできるなど、利便性・娯楽性要素も強くなっています。
常時録画とイベント録画の両方に対応、フルHDで約200万画素ですから画質も安心、WDRもついているなど、基本をきっちり押さえたスペックです。
まとめ
自分は全く悪くないのにそれを証明することができない、そのような理不尽に遭わないためにも車を所有している方にドライブレコーダーはオススメの車載機器です。運転中の事故だけでなく駐車中の当て逃げ対策も施されたモデルもありますから、愛車をより大切にするためには必要不可欠なものと言えるでしょう。
いざという時のためにドライブレコーダーを装着してみてはいかがでしょうか。