シエンタのハイブリッドシステムは、 「アクア」に搭載と同じ1.5Lリダクション機構付THS-IIがベースになっています。つまり、トヨタが熟成させてきた鉄板のシステムで、JC08モード燃費もフリードハイブリッドより0.8km/L上回ることでクラストップの座を獲得しています。
そして、もっと実燃費に近いとされるWLTCモードではフリードハイブリッドの20.8km/Lに対して22.8m/Lと差が大きくなり、特にストップ&ゴーを繰り返す市街地モードではその差が5.0km/Lまで広がっていて、実際には燃費の差がもっと大きいことを物語っています。
これこそが、シエンタハイブリッドがミニバンクラス燃費第1位となる大きな理由と言えます。
■シエンタハイブリッドの燃費と新車価格
シエンタハイブリッド
JC08モード燃費(WLTCモード) 新車価格(消費税10%込)
G Cuero FF/7人乗り:28.8km/L(22.8km/L) 2,579,500円
G FF/7人乗り:28.8km/L(22.8km/L) 2,424,400円
X FF/7人乗り:28.8km/L(22.8km/L) 2,268,200円
特別仕様車G“GLAMPER” FF/7人乗り:28.8km/L(22.8km/L) 2,435,400円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■シエンタハイブリッドはこんな人におすすめ
トヨタ シエンタ ハイブリッド
ポップなスタイリングのシエンタは、家族で出かけることが多くて、燃費を気にせずロングドライブを楽しむ生活スタイルもポップなファミリーにおすすめです。
価格も3列シートミニバンではもっとも安く、普段使いにも運転しやすい大きさなので使い倒せるミニバンと言えます。
【ミニバン トップ3】広々スペース!室内が広すぎるミニバンは?
ミニバンを選ぶ人がもっとも重視するのが室内の広さです。
これまでトヨタのアルファード/ヴェルファイアと日産エルグランドがその代表格でしたが、トヨタのグランエースが登場したためにこの構図が久しぶりに崩れました。
このグランエースを筆頭に、広さ自慢のミニバンをご紹介しましょう。
■3位日産 エルグランド
日産エルグランド
日産で最も大きいミニバンがエルグランド。初代がデビューした当時からその迫力あるデザインが人気となりましたが、迫力を感じるのは、ボディの大きさに起因するところも大きかったのです。
ほぼ5mの全長と1.8mを超える高さのルーフにより乗る前から圧倒されますが、3,025㎜の室内長はシートを3列並べてもさらにたっぷりとしたラゲッジスペースがあります。
また、全高を低く抑えながらも、フロア位置をダウンし、1・2列目席の頭上には、開放感のある気持ちのいい空間が広がるとともに乗降やウォークスルーなどにも余裕のある姿勢で行えます。
インテリアは、ダイヤ型キルティングを施した専用ブラックメタリック本革シートや、ジャカード織物のシートや、世界初のトリプルオットマン+中折れ機能付セカンドシートを採用したコンフォタブルキャプテンシートなど快適装備がおもてなしします。
■日産 エルグランドの室内スペースと新車価格
日産 エルグランドの各サイズ
ボディサイズ全長×全幅×全高:4,915~4,975×1,850×1,815(mm)
室内サイズ室内長×室内幅×室内高:3,025×1.580×1,300
新車価格(消費税10%込)
2.5L車:3,380,300~4,857,600円
3.5L車:4,340,600~8,316,000円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■日産 エルグランドはこんな人におすすめ
日産 エルグランド
家族が多いから3列しっかり座れるミニバンが欲しい。けれど3列目のシートも2列目同様にゆったりしたシートでないと困る。そんなファミリーには5ナンバーサイズのミニバンよりも3ナンバーサイズの余裕あるエルグランドがおすすめです。
■2位トヨタ アルファード
トヨタ アルファード
日本ではLLサイズミニバンと言われるクラスでもっとも高い人気を誇るアルファードは、日産のエルグランドを超える室内スペースを誇っています。
そのもっとも大きな差は、エルグランドが全高を押さえているのに対して、アルファードでは全高で135㎜、室内高は100㎜も高いことが最大の要因です。それ以外にも室内長でも185㎜長いなど、その差は大きいものがあります。
そして、その空間を活かしたエグゼクティブラウンジなどによりゲストをもてなす空間と、多彩なシートアレンジにと大きなラゲッジ空間を演出しています。
グランエースの登場によって室内スペースナンバー1の座は奪われましたが、ファミリーカーとして普段使い出来るぎりぎりのサイズの車種では、現在も最右翼となっています。
■アルファードの室内スペースと新車価格
ボディサイズ全長×全幅×全高:4,945~4,950×1,850×1,935~1,950(mm)
室内サイズ室内長×室内幅×室内高:3,210×1.590×1,400
新車価格(消費税10%込)
2.5L車:3,520,000~4,918,000円
3.5L車:5,185,000~7,619,000円
ハイブリッド車4,799,000~7,599,000円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■トヨタ アルファードはこんな人におすすめ
トヨタ アルファード
これまでヴォクシーなどの5ナンバーサイズのミニバンに乗っていたけど、3列シートまでフルに乗車するとゆったりとはいかないし、荷物も積めない。
それにどうしても力不足なのでロングドライブはキツイというミニバンユーザーに、是非おすすめしたいのがアルファードです。
また、兄弟車のヴェルファイアも同じくおすすめ。押し出し感があるミニバンに乗りたい方、カッコよくミニバンを乗りこなしたいという方におすすめです。
■1位トヨタ グランエース
トヨタ グランエース
12月16日より販売されたトヨタのグランエースは、セミボンネットのボディによって全長は5300mm、全幅も1970mmというビッグサイズ。その大きさから中国やアジア地域向け専用車種と見られていましたが、まさかのの国内販売が実現しました。
外観の大きさもさることながら、室内長3290mm、室内幅1735mmの室内はまさに圧巻の広さで、2列目と3列目の4席にエグゼクティブパワーシートを採用し、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備する豪華仕様。
さらに、4列シートを備えたグレードも用意され、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にリラックスキャプテンシート、4列目にワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートを採用しています。
1位の理由は当然そのサイズです。トヨタでは全長5m以上をフルサイズと呼ぶことから、もうミニバンとは呼べないのかもしれません。最小回転半径は5.6m となっており、取り回しは意外と良さそうですが、走る道や駐車場は慎重に選ぶ必要がありそうです。
■グランエースの室内スペースと新車価格
ボディサイズ全長×全幅×全高:5,300×1,970×1,990(mm)
室内サイズ室内長×室内幅×室内高:3,290~3,365×1.785×1,290
新車価格(消費税10%込)
FR/6人乗り3列シート車:6,500,000円
FR/8人乗り4列シート車:6,200,000円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■トヨタ グランエースはこんな人におすすめ
トヨタ グランエース
もはや通常のファミリー向けではなく、ゲストやVIPを迎える法人におすすめする仕様です。しかし、メルセデスのVクラスに比べればリーズナブルですし、キャンピングカーを購入しようとすればもっと高くなります。
そう考えると、意外にアウトドアで車中泊をする用途もあるのかも知れません。何も改造しなくてもくつろげる空間と仮眠出来るシートがあるのですから。
【ミニバン トップ3】個性派多数?!おすすめの外車(輸入車)ミニバンは?
ミニバンに個性を求めるには、やっぱり外車(輸入車)を推したいです。
エクステリアやインテリアを始め、そもそもミニバンに対しての考え方が根本的に違う欧米メーカーの造るミニバンには、国産ミニバンにはない魅力がたくさんあります。
国産・外車(輸入車)の枠をとっぱらってみると、新しい発見がありますよ。
■3位フォルクスワーゲン シャラン
フォルクスワーゲン シャラン
見た目はミニバンとして車高が低く、小振りに見えますが、ホンダのオデッセイと同程度の全長があり、車幅は1.9mを超える堂々たるサイズのミニバンです。
そして、開口幅の大きなスライドドアにより3列目への乗り降りもスムーズで、全席独立型のシートはフレキシブルなアレンジが可能となっています。
また、2列目と3列目は収納でき、スクエアで最大2,297Lという大容量のラゲージスペースを作り出せ、さらに助手席を倒すことで、2.95mの長い荷物も積み込めるという、積載能力が高いことが他のミニバンとことなる個性となります。
多人数乗車だけではなく、ミニバンに大量の荷物を積み込んでレジャーに行くことが多い欧州のユーザーには好評ですが、日本のユーザーにとってもありがたいパッケージングのミニバンです。
■シャランのスペックと価格
ボディサイズ
全長×全幅×全高:4,855×1,910×1,730~1,765(mm)
WLTC燃費
TDI 2.0Lディーゼル車:14.0km/L
JC08モード燃費
TSI 1.4Lガソリンターボ車:15.0㎞/L
新車価格(消費税10%込)
TSI 1.4Lガソリンターボ車:379,000~4,986,000円
TDI 2.0Lディーゼル車:5,296,000円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■フォルクスワーゲン シャランはこんな人におすすめ
フォルクスワーゲン シャラン
ミニバンというと3列シートに目が向きますが、そのシートをたためることが特徴のシャランは、いつもフル乗車することもないことから、新しいミニバンの使い方を考えている人におすすめの車種と言えるでしょう。
■2位メルセデスベンツ Vクラス
メルセデスベンツ Vクラス
メルセデスベンツ唯一のミニバンであるVクラスは、その堂々たるサイズとワイドでスクエアな
スタイリング、そしてデザインのフロントマスクは、2019年10月のマイナーチェンジでさらに迫力と個性が増しています。
そして、全長4,895mmの標準ボディに加え5,140mmのロングボディ仕様と、トヨタのグランエースをしのぐ5,370mmのエクストラロングボディ仕様が用意されています。
また、メルセデスならではの上質なシートは、2列目が独立したエクスクルーシブシート、3列目がベンチシートとなり、それぞれが着脱式となっていて、2列目の向きを後ろにしたり、3列目を外してゆったりとした空間を造ったり、後席をすべて外して荷物を積載するなどアレンジが可能となっているのが最大の特徴です。
これらの特徴は、 Vクラスが商用車をベースとしていて、その広大な荷室空間を乗員のための快適な空間にアレンジしたことで実現したものです。
■Vクラスのサイズと価格
ボディサイズ全長×全幅×全高
アバンギャルド:4,895×1,928×1,907(mm)
アバンギャルド・ロング:5,140×1,928×1,901(mm)
アバンギャルド・エクストラロング:5,370×1,928×1,909(mm)
新車価格(消費税10%込)
アバンギャルド:7,400,000円
アバンギャルド・ロング:7,640,000円
アバンギャルド・エクストラロング:7,900,000円(受注生産)
※2019年12月現在公式サイト調べ
■メルセデスベンツ Vクラスはこんな人におすすめ
メルセデスベンツ Vクラス
メルセデスベンツのミニバンというと大きくて威圧感のあるミニバンかと思われますが、実は意外とおとなしいシンプルなデザインで親しみやすい雰囲気なのです。もちろん広々空間に高級装備を詰め込んだメルセデスベンツならではのプレミアム感はあります。
大型犬であっても優しい性格のレトリバーのような、そんなミニバンが欲しい人にはピッタリのなのがメルセデスベンツのVクラスです。
■1位シトロエン グランドC4スペースツアラー
シトロエン グランドC4スペースツアラー
このグランドC4スペースツアラーの後部ドアは、他のミニバンのようにスライドドアではなく、通常のヒンジ式ドア。これだけでも個性的ですが、角ばったボディが定番のミニバンの中で、まるいその独特のフォルムは、かつてのトヨタのエスティマを彷彿とさせ、他との差別化となっています。
また、広い室内スペースには、多彩なシートアレンジが可能な7人分の3列独立シートを採用し、2列目シートは足元もゆったりとしていて、高めに配置された3列目シートはロングドライブにも使える快適さを実現しています。
さらに、ハンズフリー電動テールゲートをかけると537Lのラゲッジスペースがあり、3列目シートを格納すれば645L、2列目シートまで折りたためもことで最大2,181Lという商用車並みの大容量が可能になり、家族でのキャンプなどさまざまなニーズに応える器の大きさを誇っています。
個性的なデザインと欧州仕様独特の機能性を持ち、国産ミニバン並みの価格設定のフランス流ミニバンであることが、グランドC4スペースツアラーを1位とした理由です。
■グランドC4スペースツアラーのスペックと価格
ボディサイズ
全長×全幅×全高:4,605×1,825×1,670(mm)
WLTC燃費
2.0Lディーゼル車:16.3km/L
1.6Lガソリンターボ車:13.0㎞/L
新車価格(消費税10%込)
2.0Lディーゼル車:3,972,000~4,227,000円
1.6Lガソリンターボ車:3,840,000~3,931,000円
※2019年12月現在公式サイト調べ
■シトロエン グランドC4スペースツアラーはこんな人におすすめ
シトロエン グランドC4スペースツアラー