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【ムルシエラゴ】ランボらしい豪快さ!燃費極悪ムルシーの魅力やスペック、歴史まとめ

【ムルシエラゴ】ランボらしい豪快さ!燃費極悪ムルシーの魅力やスペック、歴史まとめ

スーパーカーと言えば、カウンタックというほど名車となっているランボルギーニの出世作。名車カウンタックの最終形とも言えるのが、この「ムルシエラゴ」です。アウディ傘下に入って最初に発売された車種でもあり、ディアブロの後継車となるフラッグシップカー。ムルシエラゴの特徴やスペックを、モデルの歴史と共に紹介します。

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スーパーカーブーム時代の末裔、ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ムルシエラゴは、2001年から発売されており、アウディの傘下に入って初めて発売された新車種となります。親会社となるアウディ社の影響がそれほど無いモデルとも言われており、カウンタック時代のランボルギーニの雰囲気を味わえる最終モデルとされています。

ランボルギーニの中で、最上級モデルとして発売されていたので、先代にあたるのは全てスーパーカーになります。旧世代と新世代の間に位置しているとも言えるモデルになりますが、高い熟成度を誇る車種です。

ムルシエラゴ情報大まとめ!シザードアって?車名の由来は?

ムルシエラゴという名前は、19世紀に実在した伝統的な闘牛の名前に由来しています。1879年10月にスペインの闘牛場で有名な闘牛家、ラファエル・モリーナと戦った闘牛の「ムルシエラゴ」から取られています。24の剣を刺されたにもかかわらず、生き延びたほどの牛で、伝説とされる雄牛だったと言われています。

ボディは、各断面を持つ鋼管によって組まれており、外部からの応力をシャシーによって負担する構造です。シャシーはスチール製となっていますが、フロアパネルや一部の部品にカーボンファイバーが使用されています。

最先端素材を随所に用いることで、全長がディアブロよりも100mm延長されているのですが、車両重量はほとんど変わらない1,650kgとなってます。大きな出力を出すエンジンを持ちながらも、剛性を保ちながら軽量さを維持しているのが特徴的です。

さらに駆動方式の点でも、それまでのディアブロとは変化があります。ディアブロには後輪駆動と四輪駆動のモデルが用意されていたのですが、ムルシエラゴは四輪駆動のみの設定となっています。

ディアブロの場合には、四輪駆動でも姿勢を崩した時に効果を発揮するタイプの制御方式でしたが、ムルシエラゴの場合にはビスカス式のセンターデフを持つタイプの四輪駆動です。それで通常の走行時にも、積極的に前輪に駆動が伝わるという点でも、違いがあるモデルとなっています。

直線と曲線が融合する、ムルシエラゴの内外装デザイン

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ムルシエラゴの外装は、スポーツカーという雰囲気を醸し出しているもの。地面に張り付くようなデザインは、いかにも大きなエンジンを積んでいるかのような、プロポーションが魅力的。

ウィンドウ部分や、ヘッドライト、さらにはエアの取り入れ口など開口部分が迫力を醸しだしています。ムルシエラゴは、非常に洗練されたデザインになっているので、アクの強さはそれほど強くなくなっています。

エクステリアは、LP670になるとチューニングされているので、ダイナミックになっています。フロントフェンダーには大きなエアインテークが設けられており、効率的にブレーキを冷やすことができるのがポイント。

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

スーパーヴェローチェであれば、大型のリアスポイラーをオプションで追加することができ、さらに存在感を出すことができます。

形状が優れているだけでなく、フロントフェンダーやリアのサイドパネル、さらにはリアスポイラーやシートなど、数多くの部品にカーボンファイバーが使用されており、軽量化に役立っています。

その軽量化の結果として、スーパーヴェローチェの場合には、ベースグレードのLP640よりもさらに100kgも軽い1,565kgに仕上がっています。ランボルギーニのこだわりは、素材選びにも表れており、モデル全体で徹底的に軽量化されているのが良く分かります。

スポーツカーの象徴!高々と掲げられる「シザードア」

ランボルギーニのスーパーカーであることの象徴であるガルウイング。正確に言うと、ガルウイングというのはドドアが上に開くタイプのものです。鳥の翼は広がっているように、大きく開いた形がガルウイングと呼ばれています。

しかし、一般的にはドアが上に開いているとガルウイングと表現されることが多いですが、ランボルギーニのように、斜め上に開くタイプのドアは、シザードアと呼ばれています。

ドアを開いた時に、はさみのように広がっている形状から、シザードアと呼ばれています。ランボルギーニの有名モデルに採用されているので、ガルウイングというのはシザーウイングの形状と誤解することが多い形です。

ムルシエラゴのスペックまとめ

6.2LV型12気筒エンジンを作動させると、大迫力のサウンドが響きます。他のエンジンでは、非常に低回転と呼ぶことができる、アイドリングの時でも、迫力の高いエンジンを響かせます。

アクセルを踏むと、その分しっかりと加速するので、さすがスーパーカーと呼べるほどの加速を見せます。猛牛がマークになっているだけに、そのポテンシャルの高さには驚かされます。

静かでスムーズという言葉が似合わないほどに、力強くそしてスポーツカーらしくドライブできるのがムルシエラゴなのです。通常の道では、その力を発揮できないと感じるほど、ムルシエラゴのエンジンパワーは溢れています。

【ランボルギーニ ムルシエラゴ】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,610mm × 2,058mm × 1,135mm
ホイールベース2,665mm
最大乗車定員2名
車両重量1,665kg
エンジン種類6.2LV型12気筒
駆動方式フルタイム4WD
トランスミッション6MT
※2021年6月現在の情報です。

ムルシエラゴにつながる、ランボルギーニの歴史

ランボルギーニ ミウラ

ランボルギーニ ミウラ

ムルシエラゴが販売される前のモデルから、ランボルギーニの歴史を見ていきましょう。

1966年から1973年まで発売されていたミウラは、ランボルギーニの車で初めてV型12気筒エンジンが搭載されたモデルです。100km/hに到達する時間は、たったの7秒で、最高時速は250km/hにもなるなど、当時の車で最も早いスーパーカーでした。

《画像提供:Response 》ランボルギーニ カウンタック LP400(コンコルソ・デレガンツァ京都2018 出展車両)

その後1974年から1990年までは有名な「カウンタック」が製造されました。

また25周年記念モデルが、1988年から1989年まで販売されています。販売年数が16年という期間がありましたので、ランボルギーニ史上生産台数が多いモデルでもあり、年数が経過した現在でも評価が高いモデルです。

ランボルギーニ ディアブロ

ランボルギーニ ディアブロ

1990年から発売されていたのは、ディアブロです。2001年までの発売期間となっており、4WDの行動方式も採用され始めたモデルでもあります。

2001年からはムルシエラゴが発売されるようになりましたが、2006年までのモデルは標準モデルとされており、排気量は6.2Lで最高出力は580馬力というものです。ミッドシップ構造となっており、エンジンの前方にギアボックスがあり、後方にリアディファレンシャルがある配置です。

可変機能を持っているリアスポイラーは、130km/hまでは全閉となっており、その速度以上で半開、220km/hを超えると全開になり、効果的な空力を発揮します。4WDの方式を採用したことや、空力を考慮したモデルということもあり、ディアブロよりも駆動力が向上します。

2006年からはムルシエラゴLP640と車名を変更し、最高出力が640馬力となっています。この馬力の数が車名にも使われているのです。カウンタックの時のように、LPと数字で始まる車名が再度登場します。

ムルシエラゴ ロードスター

ジュネーブモーターショー2004 で出展された「ムルシエラゴ・ロードスター」

2004年には、オープンモデルのムルシエラゴ・ロードスターが販売されます。基本的にオープンの状態で走行することを念頭にされているこのモデルは、ねじれ剛性を向上させるために再設計されているのが特徴。

ベースグレードの価格よりも300万円ほど高く設定されていました。LP640が誕生してからは、ムルシエラゴLP460ロードスターも誕生しました。

こんなにある!特別仕立てのムルシエラゴたち

ムルシエラゴの特別バージョンについても、解説していきましょう。いくつかのタイミングで、ムルシエラゴの特別バージョンが発売されています。

LP640 ベルサーチ

ランボルギーニ ムルシエラゴ LP640 ベルサーチ

ランボルギーニ ムルシエラゴ LP640 ベルサーチ

2006年のパリモーターショーで披露された「LP640 ベルサーチ」は、イタリアの高級ファッションブランド「ヴェルサーチェ」とのコラボレーションによる限定車です。

ホワイトとブラックのエクステリアカラーが用意された同車は、ヴェルサーチェのデザイナーと、ランボルギーニのカスタマイズプログラム「アド・ペルソナム」のデザイナーが共同で仕上げたレザーインテリアが見所です。

特別仕様のムルシエラゴだけでなく、ドライビングシューズやグローブ、スーツケースもセットで提供されたというLP640 ベルサーチ。全世界向けに20台限定生産だったとのことで、実車を見かけられる機会はもはやほぼないと言えそうです。

LP670-4 スーパーヴェローチェ

ムルシエラゴ LP670-4 スーパーヴェローチェ

ムルシエラゴLP670-4 スーパーヴェローチェ

エンジンをさらにチューニングしたモデルで、出力が名前の通り670馬力に引き上げられていることが特徴です。

レヴェントン

ムルシエラゴよりも、さらに戦闘的なデザインとなっているレヴェントンは、ステルス戦闘機のF-22をモチーフとしています。世界限定で20台が販売され、日本では1台のみ輸入されています。

【2021年最新】ムルシエラゴの中古車価格は?

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴ

ランボルギーニ ムルシエラゴは2001年に発売されてから9年後の2010年に生産4,000台を達成、その後、同年11月に生産終了となり、総生産台数は4,099台でした。

ムルシエラゴの走りは、後継車種アヴェンタドールに引き継がれます。

2021年現在の国内中古車市場でも、ムルシエラゴは40台程販売されており、2000万円程~で販売されている車種が多く目に付きます。

気になる方は是非、中古車情報もチェックしてみてください。

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まとめ

ランボルギーニ ムルシエラゴ LYZER仕様(東京オートサロン2018 出展車両)

ランボルギーニ ムルシエラゴ LYZER仕様(東京オートサロン2018 出展車両)

ランボルギーニのフラッグシップであったムルシエラゴに関してご紹介してきました。

ムルシエラゴの、これぞランボルギーニ、これぞスーパーカーという豪快さと圧倒的な存在感は、生産終了から10年以上が経つ今でもトップクラスの輝きがありますよね。

新車はおろか、中古車になってもまだまだ高値を維持するムルシエラゴ。最近は見かける機会も減ってきてはいますが、これからもスーパーカーファンの心を躍らせてくれることでしょう。

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よくある質問

ムルシエラゴって何語?どういう意味?

ムルシエラゴ(Murciélago)は、スペイン語で「コウモリ」の意味です。とはいえより直接的には、闘牛関連の名前を車種名に数多く採用するランボルギーニらしく、闘牛「ムルシエラゴ」からの引用とされています。闘牛ムルシエラゴは1800年代に活躍し、いっときには数十本もの剣を受けながらも生きながらえたとされています。

ムルシエラゴが出てた映画ってなんだっけ?

ムルシエラゴが大いに活躍する映画といえば、バットマンの普段使いの愛車として登場した「ダークナイト」や、「トランスポーター2」などがあります。近年の作品では「ワイルドスピード ICE BREAK」での氷上チェイスも話題を呼びました。

今でもムルシエラゴを買うことはできる?

中古車ならムルシエラゴを手に入れることができます。最新のアヴェンタドールには譲るものの、ランボルギーニのフラッグシップ車としては望外に在庫台数も多く、比較的選びやすいでしょう。残念ながら2010年で生産終了しているため、新車を手に入れることは不可能と思われますが、世界のどこかには「新古車」も眠っているかもしれませんね。

ランボルギーニについての情報はこちらもチェック

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