スバルの現行モデルでコンパクトカーといえるのは、インプレッサスポーツと、ダイハツからトールのOEMとして供給されるジャスティとなります。
■インプレッサスポーツ
■インプレッサスポーツとは?
インプレッサスポーツ
2016年10月に発表した5代目となる現行モデルのインプレッサは、次世代プラットフォームにワイド&ローのスポーティなスタイリングや広い室内空間を実現し、扱いやすさと死角の少ない良好な視界を実現しています。
ゆとりある居住空間は、足元の広い前席はドライバーに最適なドライビングポジションを提供し、後席の足元も広く、フロントシートバック形状の工夫などによって、リラックスすることができます。
また、2019年11月のマイナーチェンジにおいて、、運転支援システム「アイサイト(ver.3)」に加えて、ドライバーの運転負荷を軽減するアイサイトツーリングアシストを全車に標準装備するとともに、「アダプティブドライビングビーム」などの先進安全技術を採用して、安全性能をさらに進化しています。
■インプレッサスポーツ情報(燃費・ボディサイズ・乗車定員・価格・中古車価格ほか)
インプレッサスポーツ
ボディサイズ 乗車定員
全長×全幅×全高(mm):4475×1775×1480
室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200
JC08モード燃費:15.8~17.0
乗車定員(名):5
メーカー希望小売価格(消費税10%込):2,002,000~2,486,000円
中古相場:25~270万円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年1月現在)
■インプレッサスポーツをもっと深堀り
インプレッサスポーツ
コンパクトカーと呼ぶにはちょっと大きくなったインプレッサスポーツですが、使いやすさや安全性能を重視した車造りと低価格設定により、運転者だけではなく家族に寄り添うファミリーカーとして最適な車種となっています。燃費やパワーならもっと優れた車種がありますが、全てを総合的に評価比較すれば、この一台になるはずです。
■ジャスティ
■ジャスティとは?
スバル ジャステイ
現行モデルの2代目ジャスティは、ダイハツが開発したトールのOEM供給モデルとなり、トヨタのルーミー/タンクとは姉妹車の関係となります。そのため、標準車にはトールカスタムとルーミーのデザインが、カスタムにはトール標準車とタンクのデザインがそれぞれ用いられる特徴があります。
1355㎜もの全高と366㎜という低いステップや 前後左右へ自由に移動できるフロントシートウォークスルー により、お子さんからお年寄りまで乗り込みやすい室内となり、リヤシートを前方にダイブイン格納させるダイブイン機構や、シートスライド&多機能デッキボードによるアレンジも豊富です。
エンジンにはともにダイハツ製の、22.0km/Lという燃費に優れた3気筒1.0Lエンジンと、1.0Lながらも72kW[98PS]とパワフルなターボエンジンをラインナップしています。
安全装備は、スバルの愛妻地ではなく、衝突回避支援ブレーキ機能が対歩行者にも対応し、ハイビームアシストを追加したダイハツのスマートアシストⅢを搭載しています。
■ジャスティ情報(燃費・ボディサイズ・乗車定員・価格・中古車価格ほか)
スバル ジャステイ
ボディサイズ 乗車定員
全長×全幅×全高(mm):3,700~3,715×1,670×1735
室内長×室内幅×室内高:2,180×1,480×1,355
JC08モード燃費:21.8~24.6
乗車定員(名):5
メーカー希望小売価格(消費税10%込):1,556,500~2,109,800円
中古相場:80~210万円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年1月現在)
■ジャスティをもっと深堀り
スバル ジャステイカスタムR
ダイハツのトールやトヨタの姉妹車と基本的には同じで、ジャスティを選ぶ価値がどこにあるかわかりずらいのですが、トールやルーミーをまとめて良い所どりのデザインというのもメリットと言えるのではないしょうか。また、スバルユーザーにとっては最も安くて燃費の良いモデルとしてもその損竿感は大きなものがあります。
スバルの現行スポーツカー一覧
スバルのスポーツカーは、トヨタとともに開発したBRZと、WRXの中でもひときわスポーツマインドが鮮明なWRX STIという、性格の異なるモデルがあります。
■BRZ(ビー・アール・ゼット)
■BRZとは?
スバルBRZ
BRZは、スバルとトヨタの共同企画によって生まれたFRレイアウトの2ドアクーペであり、トヨタの86は姉妹車となります。スバル独自の水平対向エンジンが持つ低重心と軽量コンパクトという特長を最大限に活かしクルマを操る愉しさを体感できるスポーツカーとなっています。
エンジンは、水平対向4気筒2.0Lで、スバル製のエンジンがベースとなり、トヨタの直噴技術と組み合わせで最高出力200ps/最大トルク205N・mという実力と、13.0km/Lの燃費を実現しています。また、超低重心パッケージングにより、四輪をしっかりと接地させ、操縦性と走行安定性、乗り心地の高さを高次元でバランスさせています。
そして、2018年9月の改良では、後方のフィンをリヤホイールアーチ部分に追加し、サスペンションのダンパーチューニングの最適化により接地性とコントロール性を高めてハンドリングを向上させました。
トヨタ86と大きな違いはありませんが、フロントグリルやフォグランプのデザインに微妙な違いがあり、ボディカラーでは、WRブルー・マイカとラピスブルー・パールがBRZのみに設定されて、スバルらしさを表現しています。
■BRZ情報(燃費・ボディサイズ・乗車定員・価格・中古車価格ほか)
スバルBRZ
全長×全幅×全高(mm):4240×1775×1315~1320
最高出力kW(PS)/rpm:152(207)/7000
最大トルクN・m(kgf・m)/rpm:212(21.6)/6400〜6800
WLTCモード燃費(㎞/L):11.6~12.8
乗車定員(名):4
メーカー希望小売価格(消費税10%込):2,475,000~3,657,500円
中古相場:85~340万円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年1月現在)
■BRZをもっと深堀り
スバルBRZ
姉妹車86との比較がされることも多いのですが、スバルファンは当然BRZの方が良いという意見です。
どうやら微妙に足回りのセッティングが違うらしく、専門家の間でもそれは指摘されています。
ですが、実際にはほとんどの人がチューニングパーツでカスタマイズしており、元が何であれ、自分の車が一番いいということになってしまうのですが。
■ WRX STI(ダブリュー・アール・エックス・エス・ティー・アイ)
■ WRX STIとは?
WRX STI EJ20 ファイナルエディション
スバルが世界に誇るスポーツセダンであるWRXには、STIと S4という2つの、モデルがあります。STIは308ps/422N・mを発生する2.0L 水平対向4気筒のツインスクロールターボエンジンの「EJ20型」が搭載され、シンメトリカルAWDと6速マニュアルが組み合わされています。
また、「S207」や「S209」「TYPE RA-R」、そしてNBRチャレンジパッケージといった限定車が多数存在し、マニアの関心を集め続けていました。
しかし、1989年から長年にわたって主力エンジンだったEJ20型水平対向エンジンが2019年度に生産終了。これにともない、現行型WRX STIは、2019年12月23日をもって注文受付を終了しました。そして、特別仕様車「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」が555台限定で発売されましたが、即、完売となったようです。
■WRX STI情報(燃費・ボディサイズ・乗車定員・価格・中古車価格ほか)
WRX STI EJ20 ファイナルエディション
全長×全幅×全高(mm):4595×1795×1475
最高出力kW(PS)/rpm:227(308)/6400
最大トルクN・m(kgf・m)/rpm:422(43.0)/4400
JC08モード燃費(㎞/L):9.4
乗車定員(名):5
メーカー希望小売価格(消費税10%込):3,938,000~4,136,000円
中古相場:195~506万円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年1月現在)
■WRX STIをもっと深堀り
WRX STIのオーナーは熱烈なスバリストであり、BRZのオーナーとはスバルに対する思い入れがまったく異なると言って良いでしょう。
古くはWRCを始めとするモータースポーツでの活躍が原動力となり、近年では低燃費や省エネムードで車自体が面白くなくなった裏で、純粋に走りを楽しむ車として、そして最後はスバル純正の最後となるスポーツセダンとして愛されてきました。
理屈ではなく、スバルだからWRXだから、そしてSTIだから乗る。そんな車がWRX STIです。
スバルの現行ステーションワゴン一覧
普通車が少ないスバルのラインナップですが、ステーションワゴンの設定もちゃんとあります。ただし、スバルのステーションワゴンは、他のメーカーとはかなり異なっています。レヴォーグはスポーツカー顔負けの走行性能を備え、レガシーアウトバックは本格SUVとしての悪路走破性能を持っています。
■レヴォーグ
■レヴォーグとは?
レヴォーグ
レヴォーグは、日本専用に開発され、2014年6月に発売されたスポーツワゴンです。ボディやシャシーがWRX系と共通させたことで、ハンドリング性能も良く、1.6L車と2.0L車で異なる4WDシステムを採用しているなど、異なる性格を持たせています。
1.6L車は軽快なスポーツセダンとしても、荷物多めなユーザーにも満足できる快速ツアラーとして十分な性に売を持ち、2.0L車はまさにWRX S4のワゴンバージョンですから、サーキット走行でもこなせるハイパフォーマンスワゴンとなっています。
大きくなり過ぎた先代の、レガシィツーリングワゴンよりもコンパクトなサイズながらも、ステーションワゴンとしての機能とパッケージングも充実しており、スバル初採用の4:2:4分割可倒式リヤシートによる荷室のアレンジが可能な荷室は522Lという大容量を備えています。
そんなレヴォーグもモデルチェンジを控えており、現行インプレッサのプラットフォームに1.8Lの新型エンジンを搭載し「継承と革新」をテーマにしたコンセプトモデルが、すでに東京モーターショーにて公開されています。
■レヴォーグ情報(燃費・ボディサイズ・乗車定員・価格・中古車価格ほか)
特別仕様車「1.6GT-S EyeSight Advantage Line」
全長×全幅×全高(mm):4690×1780×1495~1500
室内長×室内幅×室内高(mm):2005×1490×1205
JC08モード燃費(㎞/L):13.2~16.0
乗車定員(名):5
メーカー希望小売価格(消費税10%込):2,915,000~3,685,000円
中古相場:70~378万円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
※中古車相場はレスポンス中古車検索より(2020年1月現在)
■レヴォーグをもっと深堀り
レヴォーグ STIスポーツ
けっこう荷物を積む機会があるので、ステーションワゴンは便利でいいのはわかっているけど、スポーティーなモデルがほしいんだよな。例えばWRXのような。そんな人にはレヴォーグです。国内最速のステーションワゴンですから、スポーツカーも顔負けの走りも出来ます。時に買い物に、時にはサーキットにというライフスタイルもこれ一台で済ますのも夢ではありません。