ロータスってどんな自動車メーカー?
■ロータスはイギリス発祥の自動車メーカー
ロータス エヴォーラ
ロータスはイギリス発祥の自動車メーカーです。当時大学生であったアンソニー・コーリン・ブルース・チャップマン(ロータスの創立者)という人物が1930年代のオースチン7をベースにトライアルレースカーを製作したのが、ロータスの始まりとなっています。
レース活動から歴史が始まったロータスは公道走行可能な自動車の生産も行うようになり、それと同時にレース活動にも精力的に取り組み、サーキットレースカー、フォーミュラーマシンなど様々な車両を生み出すこととなります。
イギリス発祥の自動車メーカーと説明したのには理由があり、1996年にはプロトン(マレーシアの国有自動車メーカー)の子会社となり、2017年には中国吉利汽車(中国の自動車メーカー)の子会社となりました。
■ロータスの特徴
ロータスはライトウェイトスポーツカーの生産をメインに展開しているスポーツカーメーカーですから、何と言っても見た目・性能のどちらもスポーツに仕上げられている点が大きな特徴となります。
外観は一目見てスポーツカーとわかる低重心で車高の低いロードスタースタイルやクーペスタイル、国産車ではなかなか見かけることのないアグレッシブなフロントフェイスが印象的です。
インテリアではアルカンターレ素材がステアリングやシートそしてダッシュボードなどに採用されていたり、トランスミッションのシフト機構が剥き出しになっているエクスポーズドギアシフトメカニズムなど、かっこいい物好きなら魅了されてしまうであろう装備が満載です。
■ロータスの魅力
ロータスの魅力としては、つぎのことを挙げることが出来ます。
・軽い車両重量(基本的にボディはFRPまたはカーボン製)
・入門モデルの車両価格が600万円台で安い
・タイヤサイズが15インチから20インチの間
・とにかくかっこいい
これらを掘り下げて、ロータス現行車ラインアップを詳しく見ていきましょう。
【2020年最新】ロータスの現行車ラインアップ
■ELISE(エリーゼ )
ロータス エリーゼ S
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ロータス エリーゼ S
ロータス ELISE(エリーゼ)は軽量な2シーターでロードスタータイプの自動車です。
ロータス社のカーラインアップの中でも価格帯がお求めやすく、比較的にお手軽にロータスのスポーツカーを楽しみたい方にオススメな車種となっています。
ELISE SPORT 220 ⅡとELISE CUP 250 GP EDITIONという2つのグレードを現行ラインアップから選ぶことが可能です。
■中古車価格
353.9万円~1110.2万円
※レスポンス中古車検索を基に作成(2019年12月現在)
ELISE SPORT 220 II
エリーゼ スポーツ220
エリーゼの中、そしてロータス車全体の中でもエントリーモデルにあたるグレードです。
パワートレインは1.8L DOHC スーパーチャージャー付4気筒 VVT-iエンジンと6MTの組み合わせです。車両重量は904kgと軽量に仕上げられています。
サスペンションは前後ともにダブルウィッシュボーン式で、ダンパーはビルシュタインの単筒式、スプリングにはアイバハ製が採用されているなどしっかりと手が入っている印象です(お金がしっかりかかっています)。
■ボディサイズ
・全長3,800mm x 全幅1,720mm x 全高1,130mm
・ホイールベース2,300mm
・トレッド前後1,455mm / 1,505mm
・最低地上高140mm
■エンジンスペック
・最高出力162kW (220ps) / 6800rpm
・最大トルク250Nm (25.4kgm) / 4600rpm
・最高速233km/h
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜6,200,000円~
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
ELISE CUP 250 GP EDITION(エリーゼ カップ 250 GPエディション)
全世界で40台限定に生産されたのがELISE CUP 250 GP EDITIONです。うち20台が日本市場に導入されています。
ロータスが1972年から1986年にかけて参戦していたF1がコンセプトとなっている限定車両です。一目見ただけで通常のエリーゼとは明確な差別化が為されていることを感じされるデザインとなっています。
こちらも1.8L スーパーチャージャー付きDOHC 4気筒 VVT-iエンジンの採用ですが、最高出力および最高速が高くなっている点はELISE SPORT 220 IIとの大きな違いとなっています。
■ボディサイズ
・全長3,800mm x 全幅1,720mm x 全高1,130mm
・ホイールベース2,300mm
・トレッド前後1,457mm / 1,506mm
・最低地上高140mm
■エンジンスペック
・最高出力182.7kW (248.4ps) / 7200rpm
・最大トルク244Nm (24.9kgm) / 3000-7000rpm
・最高速248km/h
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜8,300,000円
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
■Exige (エキシージ)
エキシージ 70th アニバーサリーエディション
エキシージ 70th アニバーサリーエディション
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https://matome.response.jp/articles/657ロータスの車を購入するなら、一緒に足用の車も揃えましょう。
エキシージはクーペスタイルの2シータースポーツカーです。現行モデルでシリーズ3型に該当するエキシージですが、初代モデルからエリーゼをベースに製作されています。
上述したエリーゼと後述するエヴォーラと共にロータスのカーラインアップを支えるミドルクラス車、というのがエキシージの立ち位置です。
エキシージには現在、EXIGE SPORT 350、EXIGE SPORT 410、EXIGE CUP 430の3つのモデルが新車にて販売されています。
■中古車価格
522.0万円~1458.0万円
※レスポンス中古車検索を基に作成(2019年12月現在)
EXIGE SPORT 350(エキシージ スポーツ 350)
EXIGE SPORT 350 ROADSTAR
EXIGE SPORT 350
今現在新規オーダーを受け付けているエキシージの中ではエントリーモデルに当たるのがEXIGE SPORT 350です。クーペタイプとロードスタータイプ(ソフトトップ)の2つが用意されています。
先代モデルのエキシージSと比べて51kgの軽量化に成功しており、ロータス本来の軽量でハンドリングに優れた運転を味わうことのできる1台となっています。
3.5L DOHC スーパーチャージャー付き 6気筒 VVT-Iエンジンとスポーツレシオ6MTでパワートレインを用意、最高出力258kW (350ps) / 7,000rpmに最大トルク400Nm (40.8kgm) / 4,500rpmというパワフルなエンジン性能を備えています。
全長・全幅共にエリーゼよりも大きく、車両重量は1,125kg(MTモデル)でエリーゼと比較すると200kg以上の重量増加となっていますが、それを感じさせないエンジンパフォーマンスやエリーゼよりも低いパワーウェイトレシオなど、ロータス本来の良さを現代的に味わうことができそうです。
価格はMTモデルで税抜9,000,000円、現行モデルの中では最も手の届きやすい価格となっています。エントリーモデルのエリーゼと比べて300万円弱ほど高いです。
高出力なエンジンパフォーマンスやトルクを求める方で予算のある方にはエキシージも選択肢に入れると良いでしょう。
主要スペック(EXIGE SPORT 350)
■ボディサイズ
・全長4,080mm x 全幅1,800mm x 全高1,130mm
・ホイールベース2,370mm
・トレッド前後1,499mm / 1,548mm
・最低地上高130mm
・車両重量1,125kg(MTモデル)
■エンジンスペック
・最高出力258kW (350ps) / 7,000rpm
・最大トルク400Nm (40.8kgm) / 4,500rpm
・最高速274km/h(MT)
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜9,000,000円~
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
EXIGE SPORT 410(エキシージ スポーツ 410)
EXIGE SPORT 410
エキシージ スポーツ 410はサーキット走行色の強いエキシージ CUPシリーズをベースに、ストリート車両(公道走行車両)に求められる性能をバランス良く持たせたモデルです。クーペタイプとロードスタータイプが用意されています。
フロントスプリッター、リアウイング、アクセスパネル、カーボン製テールゲートなどの標準装備部品に対してグラム単位での軽量化が施されています。
パワートレインは3.5L スーパーチャージャー付き DOHC 6気筒 VVT-Iエンジンと6MTの組み合わせで、エンジンスペックは最高出力306kW (416ps) / 7,000rpmに最大トルク410Nm (41.8kgm) / 2,500rpm - 7,000rpmと高性能エンジンに仕上げられています。
エクスポーズドギアシフトメカニズムも採用されており、メカニカル感に溢れてレーシーながらも高級感を感じされる内装は、これぞスポーツカーというデザインです。
価格は税抜12,950,000円(クーペ)と1,000万を超える価格となっています。エリーゼの倍近くの価格です。
スペック(クーペ)
■ボディサイズ
・全長4,080mm x 全幅1,800mm x 全高1,130mm
・ホイールベース2,370mm
・トレッド前後1,499mm / 1,548mm
・最低地上高130mm
・車両重量1,110kg
■エンジンスペック
・最高出力306kW (416ps) / 7,000rpm
・最大トルク410Nm (41.8kgm) / 2,500rpm - 7,000rpm
・最高速290km/h
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜12,950,000円~
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
EXIGE CUP 430(エキシージ カップ 430)
エキシージ カップ 430
エキシージ カップ 430
これまでに販売されたエキシージのプロダクションモデルとして史上最高と呼ばれているのがエキシージ カップ 430です。新開発のボディにエヴォーラ GT430のパワートレインを強化したものを組み合わせ、優れたエンジンパフォーマンスと高い空力性能を発揮します。
3.5L DOHC スーパーチャージャー付き6気筒 VVT-Iエンジンが持つ最高出力321kW (436ps) / 7,000rpmに最大トルク440Nm (44.9kgm) / 2,600rpm - 6,800rpmという性能を十二分に引き出すためにエアロダイナミクスを追求されています。6速MTでギアはスポーツレシオ化されており、気持ちよく繋がるシフトアップはMTスポーツ走行の真髄です。
排気システムにはチタン製のものが採用されています。排気効率の向上なども注目ですが、チタン製にしたことによってリアアクスル後方部分だけで重量にして10kgの軽量化に成功している点は大きな注目点です。
新車価格は税抜16,000,000円、ロータスのカーラインアップにおいてもトップクラスの価格となっています。より高出力なエンジンで高性能なダイナミクスを求める方や、お金に十分な余裕のある方にオススメです。
スペック
■ボディサイズ
・全長4,080mm x 全幅1,800mm x 全高1,130mm
・ホイールベース2,370mm
・トレッド前後1,499mm / 1,548mm
・最低地上高130mm
・車両重量1,093kg
■エンジンスペック
・321kW (436ps) / 7,000rpm
・440Nm (44.9kgm) / 2,600rpm - 6,800rpm
・最高速290km/h
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜16,000,000円
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
■エヴォーラ
エヴォーラ GT410 スポーツ
エヴォーラはエリーゼやエキシージと同じ2ドア・ミッドシップ・レイアウトを持つロータスのスポーツカーです。一見似ているように見えますが、エリーゼやエキシージとは乗車定員の側面で決定的に異なります。
エヴォーラでも2シーター仕様のモデルが用意されていますが、2 x 2の4人乗りモデルもラインアップされています。
つまり、家族4人でドライブに出かけることも、後部座席に荷物を置くこともできるなど、スポーツ一色のロータス車のイメージとは異なって日常生活での利便性が考慮された自動車となっているのです。上記車種よりもラグジュアリー性などに重きの置かれたロータス車、これなら、「4人乗りのイギリス車」と言って家族を納得されることができるでしょう。
新規オーダーが今現在行われているグレードはエヴォーラ GT 410 スポーツの1つのみです。
■中古車価格
428.0万円万円~1900.0万円万円
※レスポンス中古車検索を基に作成(2019年12月現在)
EVORA GT 410 SPORT (エヴォーラ GT 410 スポーツ)
エヴォーラ GT410スポーツ
エヴォーラ GT410スポーツ
カーボンファイバー製ダクトが前後ともに装着され、絶妙なダウンフォースを発生させます。
エヴォーラ GT 410 スポーツでは標準装備品の軽量化が取り組まれたことによって、エヴォーラのカーラインアップにおいてもトップクラスの車両重量1,320kg(MT)を達成しています。これまで紹介したエリーゼやエキシージと比べると車両重量は300kg近く重たいですが、スポーツカーとしての高い性能と日常生活での利便性を両立した車種とも言えるでしょう。
内装に注目すると、ロータスらしいレーシングテイストが表現されながらもラグジュアリーカーとしての余裕を感じさせる点が印象的です。インパネ、センターコンソール、ドアパネルにフルブラックアルカンターラインテリアが施されたアルカンタラパックが標準装備されています。
パワートレインはエキシージ スポーツ 410と同じ3.5リッタースーパーチャージャーDOHC V6気筒 VVTエンジンと6MTまたは6ATの組み合わせです(追加費用無しで6ATを選択することができます)。
最高出力306kW (416ps) / 7,000rpmに最大トルク420Nm (42.8kgm) / 3,500rpmというハイパワーなエンジンスペックを備え、ロングドライブやワインディングでもストレスを感じさせない力強い走りに注目です。
エリーゼやエキシージほどにガチガチのレーシングではなく、少しゆったり感を持って余裕のある感じを楽しみたい方にオススメします。
スペック
■ボディサイズ
・全長4,390mm x 全幅1,850mm x 全高1,240mm
・ホイールベース2,575mm
・トレッド前後1,564mm / 1,575mm
・最低地上高140mm
・車両重量1,320kg(MT)
■エンジンスペック
・最高出力306kW (416ps) / 7,000rpm
・最大トルク420Nm (42.8kgm) / 3,500rpm
・最高速305km/h(MT)
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名/4名
■新車価格
税抜13,600,000円~
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
■3-ELEVEN(スリーイレブン)
3-イレブン430
3-イレブン
3-ELEVENは全世界311台限定で販売されているロータスが誇るハイパフォーマンスカーです。デフォルトで運転席周りはオープンになっています。
歴代ロータスの中でも最強スペックと言われているこの車両、ロードモデルとレースモデルの2つが用意されています。
ロードモデルとレースモデルの違いは車両重量、乗車定員(ロードモデルは2人乗り)そしてパワートレインなどになります。
レースモデルは車両重量890kgでロードモデルよりも35kg軽いです。エンジンは同じ3.5L V6エンジンながらも最高出力343kW (466ps) / 7,000rpmに最大トルク525Nm (53.5kgm) / 3,500rpmと出力で50馬力・トルクで115Nmも上回っています。さらにトランスミッションが6速シーケンシャルになっているなど、サーキットを走る車両としては至れり尽くせりです。
お金に余裕のある方で真剣にサーキットを走りたい方や、熱烈なロータスファンなら一度は夢見る車としても良いでしょう。
スペック(3-ELEVEN ROAD)
■ボディサイズ
・全長4,120mm x 全幅1,855mm x 全高1,201mm
・ホイールベース2,370mm
・トレッド前後1,493mm / 1,539mm
・最低地上高前後140mm / 150mm
・車両重量925kg
■エンジンスペック
・最高出力306kW (416ps) / 7,000rpm
・最大トルク410Nm (41.8kgm) / 3,000rpm
・最高速280km/h
・燃料:無鉛プレミアムガソリン
■乗車定員:2名
■新車価格
税抜13,850,000円(レースモデルは18,750,000円)
※新車情報は公式サイトを基に作成(2019年12月現在)
■中古車価格
1158.0万円~1925.0万円
※レスポンス中古車検索を基に作成(2019年12月現在)
まとめ
最新のロータスの現行車ラインアップを紹介しました。
2シーターでクーペタイプとロードスタータイプがメインとなっているロータスの車は、どれもスポーツ色さらにはレーシング色豊かです。時代がATやパドルシフトに進化する中、ラインアップ車は基本的に6MTになっているなど、MTファンにとっても嬉しい車となっています。
ロータスの車が気になる方は、お近くの正規ディーラーへ足を運んでみてください。
ロータス 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
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